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★片山さつき氏、立川駅で演説中に“襲撃”受ける 約20人が取り囲んで罵声
2016.07.05
自民党公認候補として参院選(10日投開票)の比例代表から出馬している片山さつき
元参院外交防衛委員長(57)が、暴漢に襲われたことが分かった。都内で街頭演説中に、
左翼系団体とみられる集団に取り囲まれて、罵声を浴びせかけられたうえ、
手をたたかれたという。党関係者は、警察への被害届提出も検討しているようだ。
事件が起きたのは2日午後7時半ごろ、東京・JR立川駅北口で街頭演説の準備を
始めたところ、約20人の男女に取り囲まれた。
片山氏は「彼らは『アベ死ね』『戦争法反対』『脱原発』などと書かれたプラカードを持ち、
『やめろ!』『片山帰れ!』『黙れ!』などと口ぐちに叫んでいました。私は冷静に話し合うため、
まず握手をしようと手を差し伸べたら、その中の1人がいきなり私の手のひらをピシャリと
たたいてきたのです。痛みがジンジン残りました」と語った。
街頭演説に同行していた、自民党の江口元気・立川市議も、緊迫した現場について以下のように証言する。
「片山氏は暴力にもひるまず演説を始めましたが、1人の女性がずっと大声で罵倒していました。
その尋常ならぬ雰囲気に、われわれは身の危険を感じずにはいられませんでした」
ただ、異常な集団とは別に、サイレント・マジョリティー(物言わぬ多数派)は冷静かつ賢明だった。
片山氏はいう。
「うれしかったのは、一般の人々が騒動に気付いて足を止め、私の話をじっくりと聞いてくれたことです。
最終的には数十人になりました。ビラもたくさん受け取ってもらえました」
今回の参院選では、安倍晋三首相も3日、東京・JR渋谷駅前での街頭演説中に、
片山氏のケースと似たような20~30人の集団に罵声を浴びせかけられる事態が発生している。
片山氏は「不当な圧力には絶対に負けません」と闘志を奮い立たせた。 (ジャーナリスト・安積明子)
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