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2016.7.5 11:30
★【沖縄にモノ申す】「安倍首相は第二の加害者!」熱狂県民大会、シールズ女子大生が絶叫した…「オール沖縄」も巧妙に〝演出〟
沖縄県民の総意は米軍基地の撤去なのか、共存なのか。同県うるま市の女性(20)が元米海兵隊の
軍属の男(32)に暴行、殺害された事件を受けて開かれた県民大会は、米軍基地に対する沖縄の民意の
深層を考えさせられた。大会では事件への激しい怒りが示される一方、「海兵隊は撤退を」といったメッセージ
ボードを一斉に掲げるパフォーマンスが繰り広げられた。安全保障関連法反対デモを行ってきた学生グループ
「SEALDs(シールズ)」所属の女子大生が安倍晋三首相と本土の国民を指し「第二の加害者はあなたたち」
と涙ながらに訴え、拍手に包まれた会場には本土から来たとみられる労働組合員、さらに極左集団の影も…。
大会は〝オール沖縄〟の総意だったのか。熱狂渦巻く会場を離れると、大会を「事件の政治利用だ」と批判
する声も聞かれた。(桑村朋)
■メッセージボードで「海兵隊は撤退を」
「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」
少々おどろおどろしい名前を冠した大会は、共産や社民、労働組合などでつくる「辺野古新基地を造らせない
オール沖縄会議」が主催。梅雨明けした沖縄の暑い日が差す奥武山(おうのやま)公園陸上競技場(那覇市)で、
19日午後2時から約1時間半かけて開かれた。
「怒りは限界を超えた」「海兵隊は撤退を」。こう書かれたメッセージボードが会場の入場口で配られ、参加者たちが
開会前、頭上に掲げて事件や米軍基地への怒りをアピール。会場はさながらライブ会場のような雰囲気が漂った。
イラヨーヘイ、イラヨーホイ-。開会に先立ち、歌手の古謝(こじゃ)美佐子さんが子供のかけがえなさを歌った
「童神(わらびかみ)」を独唱した。しっとりした音調につられるように会場は静まり返り、全体で被害女性に
1分間の黙祷(もくとう)をささげた。
続いて主催団体であるオール沖縄会議の共同代表4人が登壇し、次々とスピーチをした。
4人は、稲嶺進・沖縄県名護市長▽呉屋守将(ごや・もりまさ)・金秀グループ会長▽基地・軍隊を許さない
行動する女の会共同代表、高里鈴代さん▽学生グループ「SEALDs(シールズ)琉球」メンバーで名桜大
4年の玉城(たまき)愛さん-だ。
■「オバマさん、日本を解放して」
最も注目を集めたのは、シールズ琉球の玉城さんだった。胸に白いリボンを付けた喪服姿で登壇。
事件で同年代の女性が亡くなった悲しみを述べた上で、涙ながらに次のように語った。
「安倍晋三さん、本土にお住まいの皆さん、事件の第二の加害者はあなたたちだ。しっかり沖縄に向き合ってほしい。
いつまで県民はバカにされるのか。バラク・オバマさん、日本を解放してください。そうでなければ沖縄に自由や
民主主義は存在しない。私たちは奴隷ではない」
女子大生による〝涙の訴え〟は、やはり象徴的で訴求力のある「絵」になるのだろう。沖縄メディアのみならず、
全国紙の紙面やテレビのニュースで写真・映像とともに大きく紹介されていた。
その後、同じシールズ琉球に所属する他の大学生4人も登壇し、「一番の脅威は私たち隣人を襲う米軍、
米兵の存在ではないか」と指摘した。いくらむごたらしい事件の後とはいえ、自衛隊とともに日本の防衛を担う
米軍の存在をひたすら「悪一色」に塗りつぶすような主張に違和感を覚えたのもつかの間、続いてマイクを握ったのは…。
そう、宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐって安倍政権と対立を続ける翁長雄志(おなが・たけし)知事だ。
日本政府に対して強い口調でこう訴えかけた。
「県民の怒りが限界に達しつつあること、これ以上の基地負担に県民の犠牲は許されないことを理解すべきだ。
私は県民の先頭に立って日米地位協定の抜本的な見直し、海兵隊の撤退・削減を含む基地の整理・縮小、
新辺野古基地建設阻止に取り組んでいく不退転の決意をここに表明する」
こう締めくくると会場は拍手で包まれ、「ヒュー」という指笛があちこちで鳴り響いていた。 >>2へ続く
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