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★不穏な中国軍 参院選投票日狙い尖閣上陸の可能性 ネットに訓練写真を掲載
2016.07.02
東シナ海をめぐり、看過できない動きが明らかになった。中国軍による戦闘機や艦船による挑発的行動が続くなか、
中国のインターネットメディアに6月末、大型揚陸艦による「上陸作戦」の訓練写真が多数掲載されたのだ。
日本が参院選(7月10日投開票)で忙殺されるなか、中国軍は沖縄県・尖閣諸島などへの上陸を狙っているのか。
日本は「領土を守る」という覚悟を示し、厳重に警戒する必要がありそうだ。
中国に関するニュースを報じるインターネットサイト「世界論壇網」(=原表記は簡体)に、中国人民解放軍海軍の
071型揚陸艦「長白山」をはじめとする15枚の写真が掲載されたのは6月27日のこと。うち9枚には国営メディアの
クレジットが入り、複数の水陸両用車などが陸(島?)に向かう様子が映し出されていた。
071型揚陸艦は、基準排水量が約1万2300トンとされ、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」
(同排水量約1万3950トン)に匹敵する。輸送ヘリコプター2機や、艦尾ドックから発進するエアクッション型
揚陸艇4隻などを収容。兵員も500~800人程度は輸送可能とみられる。
中国問題に詳しい元警視庁通訳捜査官で作家の坂東忠信氏は「写真はタイとの合同演習時の際に撮影
されたもので、今年5月21日、国営メディアで公開された。尖閣諸島と直接関係するわけではないが、
人民解放軍が上陸作戦訓練を行っていることを中国政府が認めたことになる」と語る。
気になるのは、すでに国営メディアで報じられた上陸作戦の写真が、なぜ、6月27日に「世界論壇網」に
再掲載されたかだ。この時期、中国軍は東シナ海での行動をエスカレートさせていた。
中国海軍のジャンカイI級フリゲート艦が6月9日、尖閣周辺の接続水域に侵入した。
中国の軍艦として初めてだった。さらに、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦が同月15日、
鹿児島県・口永良部島(くちのえらぶじま)の西方海域の日本領海を侵犯した。
海だけではない。
自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は同月30日の記者会見で、今年4~6月に日本領空に接近した
中国軍機に対する航空自衛隊戦闘機の緊急発進(スクランブル)の回数が、昨年の同時期に比べて80回
以上増え、過去最多の約200回となったことを明らかにした。
河野氏は「海上においても空においても中国軍の活動範囲が拡大し、活発化している。エスカレーションの
傾向にある」と強い危機感を示した。
一方、元空自航空支援集団司令官の織田(おりた)邦男元空将が同月28日、「東シナ海上空で、
中国機が空自機に対して攻撃動作を仕掛け、空自機が離脱した」とする記事をインターネット上で発表
したことについて、河野氏は「(中国機が)攻撃動作をとった事実はない」と否定した。
ただ、空自機が離脱する際に「自己防御装置を使用した」と織田氏が指摘した点については、
「使ったか使っていないかは言及しない」と明言を避けた。
織田氏の指摘が事実なら、中国機の行為は軍事衝突に発展しかねない危険極まる行為といえる。
日本が現在、参院選のまっただ中というタイミングも気になる。
前出の坂東氏は「これまでは、日本の選挙期間中に軍事行動を活発化させれば、保守政党が支持を伸ばし、
親中派のリベラル政党のマイナスになるため、中国軍は目立った行動はしなかった。今回は違う。軍事行動の
レベルを上げ、メディアでもアピールしている。『いまなら東シナ海の覇権を握れる』と踏んで行動しているのでは
ないか」と分析し、続けた。
「参院選の最中に、尖閣諸島の魚釣島や、周囲の岩礁に上陸する可能性もあるのではないか。やるとすれば、
日本政府が対応を取るのが難しい投開票当日が危ない。上陸後は危険を避けるため、すぐに立ち去るだろうが、
石碑などを残していき『自分たちの主権がこの島まで及んだ』と国際的にアピールするかもしれない。
中国は、韓国が不法占拠している島根県・竹島を念頭に置いているようだ」 >>2へ続く
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