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2016.7.2 09:00
★【北朝鮮拉致】横田めぐみさんの父母&孫の再会写真が流出した裏に何があったのか? 狙いは日本世論の揺さぶりか
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(51)=拉致当時(13)=の娘、キム・ウンギョンさん(28)と
めぐみさんの両親が平成26年3月にモンゴルで面会したときの写真が、参院議員によって公開されたことが
波紋を広げている。めぐみさんの両親は写真について「横田家から出していない」と強調し、求めているのでは
ウンギョンさんらとの再会ではなく、めぐみさんら被害者の帰国と訴えている。専門家からは、写真が公開された
背景に、北朝鮮による日本世論揺さぶりの可能性を指摘する声も上がっている。
■「横田家が写真を公開した」という誤報も
写真は6月9日に有田芳生参院議員が公開した。同日に発売された「週刊文春」には有田氏の署名記事とともに、
写真が掲載された。
その後、めぐみさんの両親が6月22日に発表した手記によると、両親は写真を公表したい気持ちはあったが、
面会時にウンギョンさんから「出さないでほしい」といわれたため、表に出していなかった。有田氏から5月初めに
写真を示され、ウンギョンさんが公開に同意したという趣旨の説明を受け、「お持ちの写真を掲載することには
異存ありません」と同意したという。
だが、6月9日に写真が公開された際、内容の誤った報道も見られた。例えば、共同通信は当初、
次のような記事を配信した。
《北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父滋さん(83)と母早紀江さん(80)は9日、
めぐみさんの娘キム・ウンギョンさん(28)らと2014年3月にモンゴルで面会した際の写真を公開した》
その後、共同通信は有田氏が公開したとする内容に記事を差し替えた。
横田家が自ら写真を公開したのではないかという誤解が広がっていることを知り、めぐみさんの両親は9日、
支援団体を通じ、次のようなコメントを発表した。
《この度の週刊文春に掲載の孫たちとの写真は、横田家から提出してお願いをしたものではありません。
有田氏が持参なさり、「掲載する写真はこれです」と出されたものです》
写真の提供元の問題に加え、めぐみさんの両親にはもう一つ、強調したいことがあった。ウンギョンさんを
日本に呼び、両親と再会させようとする話が幾度となくささやかれる中で、優先的に求めているのが、
まずめぐみさんら被害者を取り戻すことという点だ。
めぐみさんの両親はウンギョンさんとは一度面会を果たしている。だが、めぐみさんとは39年にもわたって
会えていないのだ。まず優先すべきはめぐみさんの帰国で、拉致問題さえ解決すれば、ウンギョンさんらとも
自由に会うことができると考えているからだ。
■週刊文春の記事、めぐみさん母「ちょっと趣旨が違う」
写真が公開されてから約2週間後の6月22日、めぐみさん両親が東京都文京区で開かれた集会に出席した。
会場では、写真公開をめぐる2人の手記が配られ、母の早紀江さん(80)が写真公開の経緯と真意を語った。
集会で早紀江さんは「週刊文春」の記事に触れ、「その文章を読んでみますと、やっぱり『横田さんたちが決断を
して写真を公開する』というような形に読めるようなものでした」と振り返り、「こちら(横田家)から自分で動いた
ことでは全くないということを、みなさんにそれだけはお知らせしておかないと誤解が生じるように思った」と語った。
何度もささやかれるウンギョンさんとの再会についても、早紀江さんはこう説明した。「(平成26年3月にモンゴルで)
会わせていただいたことに感謝し、これで孫に関しては『本当に何も思い残すことはありません』といつもいっています。
ただ有田さんなんかは『また会えるようになったほうが人道的ではないか』とよく話をされます。
私たちは、拉致問題が解決すれば、孫もほかの方の孫もひ孫も必ず向こう(北朝鮮)にいらっしゃるわけですから、
みなが一緒に会えるのが本筋であって、私たちだけが『またどこかで会いましょう』とか、『こうしましょう』ということは
一切考えておりません」 >>2へ続く
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