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★中国、国連海洋法条約の脱退検討
南シナ海仲裁判断へ周辺国に伝達
2016/6/21 02:07
中国による南シナ海での領有権主張は国際法に違反するかが焦点の
国連海洋法条約に基づく仲裁手続きで、海域の境界線に関する中国の
主張の根幹を否定する判断が出された場合、中国政府が対抗措置として
条約脱退を検討していると一部周辺国に伝達したことが20日分かった。
複数の外交筋が明らかにした。
境界線は、南シナ海の大部分を管轄していると主張する中国が管轄範囲を
示す根拠とする「九段線」。これが否定されれば、人工島造成など中国が
進める軍事拠点化への大きな打撃になる。中国政府には、条約脱退を
ちらつかせ国際社会との対決も辞さない強硬姿勢で臨む構えを強調する
狙いがあるという。
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