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★日本での難民申請2356人 認定は1人 今年1―3月
金子元希2016年6月20日14時41分
日本で今年1~3月に難民認定を申請した外国人は2356人で、
このまま推移すれば過去最多だった昨年1年間の7586人を上回り、
年間1万人に迫るペースとなっていることが、法務省への取材で分かった。
一方で、難民の受け入れ数はきわめて少ない状況が続いている。
同省によると、申請者が特に目立っているのはネパール、インドネシアなど。
難民と認定された人はこの3カ月間で1人のみ。人道的な配慮で在留を認めた
人も13人にとどまっている。
日本も加盟する難民条約は、「人種や宗教、政治的意見などで迫害を受ける
おそれがある人」を難民と定める。受け入れに積極的な国は武力紛争から
逃れてきた人たちを難民と認めているが、日本では厳格に解釈されている。
申請が増える一方で認定が少ない理由について、法務省は「就労や定住を目的に
申請を繰り返す人が多いため」と説明する。昨年秋から、申請を繰り返す人の
審査を早めるなど効率化を図っているが、申請の増加に追いついていないのが
現状だという。(金子元希)
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