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★外国人 照らすハウス
2016年06月16日
◇真庭の民家改装してシェア 地域協力隊・姜さん８月開設
韓国出身の真庭市地域おこし協力隊員・姜侖秀カンユンスさん（３７）が８月、働きながら滞在する
ワーキングホリデー制度で来日した外国人を中心にしたシェアハウスを、同市下中津井に開設する。
外国人との交流を盛んにし、真庭の魅力を世界に発信するという。（根本博行）
ソウル出身の姜さんは英国で演劇を学んだ後、２０１４年に来日。真庭市には１５年７月に移住し、
下中津井地区を含む北房地域の活性化に取り組んでいる。
気さくで人情豊かな住民と接するうち、東京のシェアハウス管理会社で働いていた時、
外国人が「日本を理解するため日本人と触れ合いたいのに、機会が少ない」と嘆いていたことを思い出した。
「真庭なら日本人とすぐに打ち解けられる」と、シェアハウスを計画。
市の助成やふるさと納税などを活用して５８０万円を集め、築４４年の空き家（木造平屋１７０平方メートル）
を購入した。台所など共有スペースを整備するほか、プライバシーに配慮してふすまを固定するといった改装を行う。
「インターナショナル・シェアハウス テ（照）ラス」と命名し、外国人４人、日本人２人、音楽や美術などの分野で
活動する１人を迎え入れる予定。韓国人漫画家が入居者第１号に決まり、応接室に創作スタジオを設けるという。
散歩する人や登下校の子どもたちと気軽に会話できるようにと、道路に面してウッドデッキを配置。
入居者には、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）などでの情報発信を期待している。
今後、姜さんや知人が市内で働き場を探し、日本ワーキングホリデー協会を通じて入居希望の外国人を募る。
姜さんは「入居者が幸せになり、地域の人にも喜んでもらえ、真庭の良さを世界に発信する施設にしたい」と意気込んでいる。
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)