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記事入力 : 2016/06/16 10:35
★二重戸籍を利用し韓国と日本でスリ行脚、前科38犯72歳女を逮捕
二重戸籍を利用し、身分を変えながら30回以上もスリを繰り返した70代の女が警察に検挙された。
ソウル南大門警察署は今年3月、南大門市場で、64歳の男性のかばんに入っていた100万ウォン
(約9万円)相当の金品を盗んだ疑いで、72歳の女を逮捕した、と15日発表した。警察は女を検挙するため、
監視カメラの画像を現像して聞き込み捜査を行っていたが、その際におかしな話を耳にした。
女を知る人たちの一部が「写真に写っている人の名前は『チョ○○』ではなく『キム○○』だ」というのだ。
警察が住民登録と指紋を照会したところ、「チョ○○」と「キム○○」は同一人物だと分かった。
女が二重戸籍を持つことになったのは、6・25戦争(朝鮮戦争)のとき、家族と生き別れ、
孤児として過ごし、その後養子に入ったからだ。女は元々「キム」だったが、
養父の姓に改姓し「チョ」になった。
1983年、生き別れになっていた家族と再会し、キム姓に戻ったが、行政機関は従来の戸籍を抹消しなかった。
17歳のときからスリを繰り返していた女は、二重戸籍を巧妙に利用した。チョ姓で犯行に及び、
執行猶予付きの判決を受けた後、キム姓で再びスリに手を染めたというわけだ。
執行猶予中に再犯に及んだ場合は刑が重くなるが、女は二重戸籍を利用して、重い処罰を逃れていた。
こうして、女はチョ姓では28回、キム姓では10回、計38回にわたってスリ容疑により逮捕されたが、
実刑判決を受けたのは3-4回程度にすぎなかった、と警察は説明した。チョ姓、キム姓が共に
執行猶予中のときは日本に50回渡航し、スリを繰り返して逮捕され、2回強制送還されていた。
また、キム姓で生活保護を受け、毎月保護費を受け取って生活していた。
女の二重戸籍状態は、2008年にスリ容疑で警察に逮捕されたとき、初めて明らかになった。
だが当時、女を取り調べた南大門警察署や担当の区役所のミスにより、二重の住民登録や
戸籍が整理されることはなかったという。
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