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★中国、懐柔に失敗か 南シナ海問題で決裂 中国ＡＳＥＡＮ外相会合
2016.06.15
中国雲南省玉渓で開かれた中国と東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の外相特別会合は
１４日午後、予定されていた共同記者会見を開かず、共同声明も発表せずに終了した。
共同記者会見のキャンセルは異例で、南シナ海問題で激しく対立し協議が決裂したとみられる。
ＡＳＥＡＮ外相は特別会合後、独自に声明を発表し「南シナ海で起きていることは無視できない」
として重大な懸念を表明。中国の行動は「信頼を損ね、緊張を高める」と非難、岩礁の埋め立て
などを自制し、国連海洋法条約など国際法に基づき平和的に問題を解決するよう中国側に求めた。
南シナ海で領有権を中国と争うフィリピンが国連海洋法条約に基づき求めた仲裁手続きの結論が
近く示される見通しとなっており、仲裁判断を無視すると公言する中国をけん制した。
独自声明を主導したのはＡＳＥＡＮの対中交渉窓口国を務めるシンガポールとみられ、
親中国の議長国ラオスの慎重論を押し切ったようだ。（共同）
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★中・ASEAN外相特別会合 南シナ海問題めぐり対立
06/15 09:25
南シナ海問題をめぐり、ASEAN(東南アジア諸国連合)が中国に反発した。
中国とASEANの外相特別会合が14日、中国・雲南省で開かれ、焦点となっている南シナ海問題
について、議論が交わされたが、予定されていた共同会見は行われず、共同声明も発表できない、
異例の事態となった。
シンガポール外務省によると、ASEAN諸国の外相は会合で、南シナ海問題について、「深刻な懸念」
を表明したうえで、法的拘束力のあるルールの策定を訴え、中国側と折り合わなかったとみられる。
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