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2016.6.14 07:40
★【外交・安保取材の現場から】旭日旗に難癖つけ海自艦艇の入港拒否 国際儀礼を踏みにじり反日ポピュリズムに走る韓国につける薬はない
「韓国は一体いつまでこんなことを続けるつもりなのか。日本ばかりか、国際社会の信頼も失いかねないことに全く気づいていない」
海上自衛隊幹部は苦虫をかみつぶしたような顔つきでこう吐き捨てる。海自や米韓両海軍などが5月25日~6月3日に
韓国海域で行った共同訓練で、計画されていた韓国・済州島への各国艦艇の入港が、韓国側の判断で直前になって中止されたからだ。
韓国の複数メディアが自衛艦旗である「旭日旗」を掲げる海自艦艇に激しく反発したことから、韓国政府が国内の反日感情に
配慮したとみられる。軍事交流や安全保障政策には互いの歴史認識や政治案件を持ち込まないのが国際的なセオリーだが、
韓国はその逆をいく。
問題が表面化したのは日米韓のほか豪州、シンガポール、マレーシアの各海軍が参加した西太平洋潜水艦救難訓練
「パシフィック・リーチ」。その閉幕式と訓練の事後研究会は、観光地としても知られる韓国の済州島で行われる計画だった。
ところが韓国海軍は「各種要素を考慮した」などとして入港中止を土壇場で参加各国に伝達。閉幕式は開幕式と
同じ韓国南部の鎮海海軍基地で行われた。
単なる計画変更とみる向きは少ない。火種は共同訓練が始まる前からくすぶっていた。
海自はパシフィック・リーチに潜水艦救難母艦「ちよだ」と練習潜水艦「おやしお」を派遣。
5月24日に韓国南部の鎮海海軍基地に入港した。
その際、海自艦艇が旭日旗を掲げていたことに複数の韓国メディアが反発。ハンギョレ新聞(電子版)は
旭日旗を「かつての日本軍国主義の象徴だ」とした。
旭日旗はかつて大日本帝国海軍が軍艦旗として採用し、海自の自衛艦旗として引き継がれた経緯がある。
反日韓国人にとっては許し難い存在で、旭日旗や類似したデザインが入る商品を目の当たりにするだけで大々的な
不買運動や抗議活動に発展する。日韓間に政治問題が浮上した際に、韓国のデモ参加者らが旭日旗を燃やしたり
踏みつけたりする場面も“定番”となっている。
ただ、軍所属の艦艇が他国の港に入る際に国旗や軍艦旗を掲げるのは国際法上の要件だ。
国際法上は軍艦として扱われる海自艦も当然、自衛艦旗を掲げる義務を負う。
「掲げない方が大問題」(海自幹部)となる。実際、これまで海自艦艇は10回以上も韓国を訪れているが、
常に日の丸と旭日旗を掲げてきた。
同じ海の上で活動する韓国海軍もこのルールには精通している。ハンギョレ新聞の記事では、韓国海軍関係者が
「われわれも外国の港に入るときに太極旗を掲げていくのに、日本だけにこれをできないようにすることは理屈に合わない」
とコメントしている。
それでも、一度火が付いた反日世論を沈静化するのは難しかった。一部の韓国メディアはさらに追い打ちをかけるように、
共同訓練中に海自が韓国海軍の揚陸艦「独島」に乗艦することを拒んだとする情報を流した。
独島は日本の竹島(島根県隠岐の島町)の韓国名で、韓国が一方的に領有権を主張している島だ。
朝鮮日報は「海上自衛隊は今回の訓練で、韓国ではかつての軍国主義の象徴とされる旭日旗を掲げて
鎮海海軍基地に入港したのに続いて『独島』との訓練もボイコットし、非難の声が高まりつつある」と報じ、海自を批判した。
韓国メディアだけでなく、朝日新聞も「海上自衛隊が韓国軍揚陸艦『独島』への乗艦に難色を示した」とし、
「海自は独島への乗艦に消極的だった。領有権争いで韓国の主張に譲歩した印象を持たれることを嫌ったとみられる」と報じている。
しかし、これは事実と異なる。海自によると、韓国の揚陸艦「独島」への海自隊員の乗艦は当初の訓練計画から
存在しなかったという。海自幹部は「一体どこに取材をしているのか。ほとんど怪情報だ」といぶかしむ。
>>2へ続く
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