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★移民の子どもたちの水泳教室に批判相次ぐ オーストリア
2016年06月11日 19:57 発信地:ウィーン/オーストリア
【6月11日 AFP】オーストリアで、難民の子どもたちのための水泳教室をめぐり批判が相次ぎ、
ライフセーバーの車の窓ガラスが割られたり、移民は溺れ死ねばいいなどと投稿した女性を
地元紙が訴えたりする事態が起きている。
今週、オーストリアの複数の新聞が伝えたところによると、同国南部ケルンテン(Carinthia)州は、
今夏の湖やプールでの事故防止のために、保護者のいない子どもたち向けに無料の水泳教室を開いていた。
しかし、この水泳教室に対してはネット上で「世間知らずで不快」なコメントが相次ぎ、
さらにはボルフスベルク(Wolfsberg)でライフセーバーの車の窓ガラスが何者かに
割られるなどの騒ぎが起きた。
日刊紙クリア(Kurier)が9日に水泳教室のことを報じると、賛同する声と共に、
費用には税金が使用されることや、このような水泳教室を開けばオーストリアに来る
移民を増やすだけ、などの批判が相次いだ。
ある女性はクリアの記事についてソーシャルメディア上に、移民は「溺れ死ねばいい」
と投稿した。クリアは10日、当局にこの女性を告発した。
「ヘイトスピーチ(憎悪表現)の投稿が増加してきているため、クリアは今後、
そうした投稿への対策と、当局に訴える措置を強化することにした」と同紙は述べている。
URLリンク(www.afpbb.com)