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★南シナ海問題で米中応酬=「孤立化」警告に中国反発-アジア安保会議2日目
【シンガポール時事】シンガポールで開催されているアジア安全保障会議は2日目の4日、
カーター米国防長官による演説が行われた。中国による南シナ海での軍事化の動きに
「孤立化を招く」と警告した演説内容に対し、中国側は早速「誤っている」と反発。
中国は積極的な2国間会談も繰り広げて各国の取り込みを図っており、
米中が応酬する構図となっている。
演説でカーター長官は、南シナ海での中国の動きを「自ら孤立を招く万里の長城を築きかねない」
と批判。ただ、この文言は5月下旬に海軍士官学校で行った訓示内容と同じ。近く判断が示される
見通しの国際仲裁手続きについても、結果に従うよう直接中国には求めず、間近に控えた
米中戦略・経済対話をにらみ、むしろ批判のトーンを抑制する姿勢が目立った。
しかし、演説後の質疑応答では対応は一転。フィリピン・ルソン島に近いスカボロー礁で中国が
拠点を構築した場合の対応について問われると「米国や各国は行動を起こすことになる」と強く警告。
仲裁手続きについても「中国は判断に従う必要がある」と強調した。
これに対し中国側出席者は、カーター氏への質疑応答で「人工島は他国にもあるのになぜ中国だけ
標的にされるのか」と不満を表明。中央軍事委国際軍事協力弁公室の関友飛主任(海軍少将)も
中国メディアに対し、「孤立化」発言を「中国を孤立させ、地域国家にもそう仕向けようとする目的がある。
こうした視点は誤っている」と批判した。(2016/06/04-18:25)
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