16/06/04 09:50:16.56
記事入力 : 2016/06/04 09:32
★米国防相THAAD配備発言、韓国国防相は火消しに躍起
北朝鮮の弾道ミサイルを空中で迎撃する高高度ミサイル防衛システム「THAAD」を
韓半島(朝鮮半島)へ配備する問題をめぐり、韓米がまたも食い違いを見せている。
韓米両国の国防トップは、3日から5日にかけてシンガポールで開かれる第15回アジア安全
保障会議(シャングリラ会合)に出席。4日に二国間会談を行う。これに先立ち、米国の
アシュトン・カーター国防長官は2日(現地時間)、取材に応じて「(韓国国防部〈省に相当〉
の韓民求〈ハン・ミング〉長官と)THAAD配備問題を話し合うものと確信している」と語ったという。
米国の軍事専門メディアが報じた。同メディアによると、米国防総省の高官は
「(THAAD配備に関して)近いうちに公の発表があるはず」と語ったという。
ところが、韓国国防部はすぐさま自らの立場に関する資料を出し、「今回のシャングリラ会合において、
韓米国防長官間でTHAADに関する話し合いをする計画はない」と釈明した。韓国軍の高官は
「依然として実務協議が進んでおり、公式発表には時間がかかるだろう」と語った。韓国軍内部には、
今年10月の韓米安全保障協議会(SCM)でTHAAD配備が公式発表されるという見方もある。
それでも批判が収まらないことから、韓民求長官はシンガポールで取材に応じ「THAADは今回、
特別に話し合うべき状況にはないと、双方同じ考えを持っている。韓米間に全く立場の違いはない」と釈明した。
このため、カーター長官のTHAAD発言は中国を念頭に置いたもの、という話が持ち上がっている。
中国は、THAADの韓半島配備に絶えず反対の立場を表明してきた。韓国の国策研究機関のある
研究員は「カーター長官のTHAAD発言は、中国の習近平国家主席と北朝鮮のリ・スヨン労働党
中央委員会副委員長が会談を行った後に登場したという点に注目する必要がある」と語った。
米中の溝が深まる中、バラク・オバマ大統領が中国の「のど元」に当たるベトナムまで訪問して
軍事協力を強化すると、中国は北朝鮮を抱き込むかのような姿勢を見せ、そこでさらに米国が、
中国にとってデリケートな問題のTHAADで対抗した可能性がある、というのだ。
日本のTBSテレビは3日、米軍関係者の話を引用して「早ければ来年、大邱にTHAADを配備し、
在韓米軍は120人規模のレーダー部隊を編成するだろう」と報じた。
韓国国防部は、米中の神経戦のせいで北朝鮮制裁に関する国際協調が乱れるのでは、
と懸念している。韓長官は4日、シャングリラ会合の基調演説で、北朝鮮制裁への参加を訴える予定だ。
今回のシャングリラ会合では、初めて「北朝鮮の脅威の抑制」をテーマにする特別セッションも用意された。
韓長官は韓日、韓米日の国防トップ会談に続いて中国人民解放軍の孫建国・副総参謀長との二国間会談も行う。
URLリンク(www.chosunonline.com)
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