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★パリ市内に難民キャンプ設置へ、イダルゴ市長発表
2016年06月01日 08:12 発信地:パリ/フランス
【6月1日 AFP】フランス首都パリ(Paris)のアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)
市長は5月31日、市内に難民キャンプを設置する計画を発表した。
イダルゴ市長はこの日記者会見で、「できるだけ早期」のキャンプ設置を目指し、
当局はキャンプの立地適性について「複数の場所の評価」を行っていると明らかにした。
これは今年フランスが従来より積極的に移民危機に対応しようとしていることを示す
動きともみられる。
市長は、パリの北に過去数日の間に出現し、800人が暮らしているキャンプを例に挙げ、
もはや「持ちこたえられる」状況ではなくなっているとの認識を示した。
フランス政府は今回の突然の発表まで、移民向けのインフラ整備に抵抗する姿勢を示してきた。
イダルゴ市長は国の担当部門にパリの状況を何度か訴えてきたにもかかわらず、いまだ回答が
得られていないといら立った様子で述べ、難民を「相応に歓迎」するための資金が国から
十分に提供されていないとした上で、「今後はわれわれが主導していく」と話した。
移民の中にはフランスを、仕事を見つける機会がより多く、中には親類を持つ人もいる
英国へ渡る足掛かりと見る人も多い。新たな流入を懸念した英国は同日、イギリス海峡
(English Channel)でのパトロール強化を発表した。
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参考
アンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo、1959年6月19日 - )は、スペイン出身のフランスの政治家。現パリ市長。
1959年6月19日、アンダルシア州カディス県サン・フェルナンド出身。
自身が2歳の時に両親がフランコ政権に反発してスペインから出国し、フランス・リヨンに移住した。
14歳の時にフランス国籍を取得。労働監視官として勤務した後、フランソワ・ミッテラン政権時代の
マルティーヌ・オブリー雇用・連帯大臣の下で顧問を務めた。フランス社会党には30歳を過ぎてからの入党であった。
2001年にベルトラン・ドラノエがパリ市長に就任すると、第一助役に起用された。
2014年、ドラノエの任期切れに伴って新しく選出されるパリ市長選挙に出馬、国民運動連合が擁立した
ナタリー・コシュースコ=モリゼとの女性候補対決となった。2014年3月30日の決選投票を制して
ナタリー・コシュースコ=モリゼに勝利し、同市初となる女性市長に当選した。
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