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★【潘基文氏発言の波紋】大統領選出馬示唆は国連決議に抵触? 頻繁な訪韓や「自国びいき」に疑問符、お膝元では批判も出て…
2016年5月28日 10時44分 産経新聞
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が韓国訪問中に韓国大統領選への出馬の可能性を
示唆する発言をしたことに、「事務総長という職務の中立性」を逸脱しているのではないか、
と疑問の声が上がっている。
国連創設後間もない1946年1月に総会で採択された決議では「事務総長は多くの政府
(加盟国)が持つ機密を共有する友人なのだから、(中略)そうした政府(加盟国)の
役職に就くことは望ましくない」と、加盟国に対し政府の要職を(退任後の)事務総長に
申し出ないよう求めている。
左派系韓国紙「ハンキョレ」は、「国連決議も意に介しない国連事務総長の政治発言」と
題した記事で、「任期をまだ7カ月残す現職の国連事務総長の『政治的な動き』をどう理解
すべきだろうか」と問題提起。前述の総会決議の規定などから潘氏の発言は「最高位の国際
公務員の職分を逸脱したものだ」と指摘した。
同紙は別の記事でも「国連の事務総長が大統領候補の最大の資格であるかのように掲げ、
自分を過大に包装している印象を拭えない」と批判した。
潘氏は韓国に毎年のように“里帰り”しているが、今回は訪日をはさんだ約1週間に2度も
韓国入り。国連関係者は「中立性を重んじる事務総長はアジア訪問の際、日本、中国、韓国を
セットにしてバランスを取る慣行があったが、潘氏にはそうした発想はないようだ」と話している。
中立性だけでなく、「自国びいき」も度々問題視されてきた。
複数の国連文書によると、潘氏の就任から1年の時点で、国連事務局に勤務する韓国人職員は
就任前より25%も増えた。政策決定に直接関与できる最高幹部クラスに限ると2人から
5人に増加。娘婿が国連関連組織の要職に就いたことも知られている。
一方、前任のアナン氏(1997~2006年 ガーナ出身)やガリ氏(1992~96年
エジプト出身)、デ・クエヤル氏(1982~91年 ペルー出身)の下では自国出身の
国連幹部職員数は就任前と同数か減少していた。
「中立こそ、まさに事務総長がよりどころとするものです」と述べ、自国出身者の側近への
登用には極めて慎重だったというデ・クエヤル氏とは対照的だ。
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