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2016.5.22 01:00
★【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈566〉】「謝罪しないならオバマは広島を訪問しなくてよい」 新潮だけが異議を唱えたのは…
オバマ米大統領の広島訪問は新聞もテレビも歓迎ムード一色。
こういう時に真っ向から異議を唱えることのできるのは『週刊新潮』しかない。
今週号(5月26日号)はトップで、ズバリ「『オバマ大統領』が広島でやるべきこと」。
リードからして〈新聞やテレビは、まるで歴史が変わったかのようなはしゃぎっぷりである〉
と手厳しい。
日本を降伏させるために原爆投下は必要なかったことを論じた後、
オバマ大統領は何をなすべきなのか、と。
中西輝政氏(京都大名誉教授)。
〈「日本人は、謝罪しないくらいならオバマは広島を訪問しなくてよいと言わなければいけない」〉
〈「歓迎ムードだけでは、日本は何が起きても謝罪を要求しない国と受け止められてしまう
(中略)国際関係というのは、正しいことは正しい、間違いは間違いと率直にものを言ってこそ
築くことができる。黙っていては、日本は原爆投下が不当だったという思いもないのだと多くの
国は見てしまう」〉
『新潮』、返す刀で朝日もバッサリ。
〈例えば、朝日新聞は、中国、韓国との関係では、日本政府に戦争の責任を追及し、
負わせんとする主張が喧(かまびす)しい。既に、日本が何度も謝罪しているにもかかわらず、
である。一方で、アメリカに対しては、原爆のそれを追及する手は弱い。アメリカが一度も
謝罪していないにもかかわらず、だ〉
『日本会議の研究』(菅野完著、扶桑社新書)という本が、日本会議側が扶桑社に
出版停止の申し入れをしたことも話題になって、品切れ状態。
メディアネタには目ざとい『週刊ポスト』(5・27)が早速、「『日本会議』とは何なのか?」。
「日本会議国会議員懇談会」には安倍首相はじめ閣僚も多数参加というのだが、結論は
〈「70年代安保の頃から愚直に(中略)保守系団体としての地道な運動を続けてきた人たち」
(菅野氏)〉で『ポスト』の狙いは腰くだけ気味。
『ニューズウィーク日本版』(5・24)の特集「最後の冷戦国家 北朝鮮の論理」
12ページは必読。(月刊『Hanada』編集長)
URLリンク(www.sankei.com)