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★舛添氏の豪華海外出張を精査し浮上する多くの違和感
2016.05.21 ポストセブン
舛添要一都知事(67才)は、取り沙汰されている政治資金私的使用疑惑について、
5月13日の会見で一応ひととおり説明した。本当に「精査」されたうえでのものだったかは
さておき、だ。しかし、もうひとつ聞き流すことができないのが、都知事に就任してからの
2年で計8回に及ぶ、海外出張で約2億1300万円を計上している問題だ。
これは、ファーストクラス渡航、スイートルーム泊、「大名行列」と揶揄される随行員の多さ、
が主な原因だ。
「今、どうやったら削減できるか、一生懸命考えている」
会見で舛添氏は、小難しい表情を浮かべてそう答えたが、「白紙の領収書」を精査するよりも、
単純に解決できる。
「疲れて行っては意味がない。仕事の成果を出すため」。舛添氏はファーストクラスを利用する
理由をそう説明している。
鳥取県の平井伸治知事(54才)は「やっぱり東京のような大企業は違うなというのが中小企業の
鳥取県の感覚であります」と前置きし、こう続けた。
「実は規定上はファーストクラスを使えます。ただ納税者への説明責任という観点では、
やはり大きなお金を持っている県ではありませんし、ビジネスクラスで充分だろうと考えて、
規定よりはワンランク下のクラスを使用しています」(平井氏)
エコノミーに乗るのが当然の庶民にとって、ビジネスクラスは極上の空間。さらにその上をいく
ファーストクラスとはいったいどんな場所なのだろうか? VIPフライトのファーストクラス担当
としての乗務経験を持つ、日本CA協会会長の真山美雪さんが説明する。
「まず搭乗前から違います。チェックインもセキュリティチェックもファーストクラス専用で、
所要時間はビジネスクラスより早くできます。ラウンジは限られた人だけ入れて、食事や飲み物も
充実していますし、マッサージや靴磨きのサービスもあります。
機内へは、専用の入口でたくさんの人に会わずにすみます。機内食はビジネスクラスよりワンランク上で、
最高級のキャビアやシャンパン、ワインをリストから選べます。シートもゆったりしていて、
ヘッドホンにいたるまで最高級の品が使われています。
舛添さんがおっしゃった“疲れない”という面では、幅の広いフルフラットで囲われたベッドになる
“空間とプライバシー”、そして時間を求めていらしたのかもしれませんね」
世界的VIPはもちろんファーストクラスを利用するし、ビジネスクラスやエコノミークラスとは無縁とも
いえる。しかし注目を集めているウルグアイのムヒカ大統領や、財政難のギリシア大統領もエコノミーが基本。
イギリスのウイリアム王子とキャサリン妃、ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー一家も、
エコノミークラスを利用していることで知られる。そう考えると、この精査も舛添氏には容易にできそうだ。
『ザ キタノ ニューヨーク』(アメリカ)、『インターコンチネンタル ザ ウィラード ワシントンDC』
(アメリカ)、『コンラッド・ロンドン・セントジェームス』(イギリス)。これらは舛添氏が海外出張時に
宿泊したホテルの一部。舛添氏はいずれのホテルでもスイートルームに泊まった。その理由は「要人の急な
面会にも礼を失しないため」というが、ホテル評論家の瀧澤信秋氏は違和感を隠せない。
「ホテルのランクがバラバラなんです。例えばワシントンのインターコンチは最高峰のホテルといえますが、
ニューヨークのキタノは2ランク以上下。舛添さんはスイートルームだけにこだわったのかなというのがぼくの印象です」
>>2へ続く
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