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★料亭全焼、掛け軸「心配」 横須賀
2016年05月17日
横須賀市米が浜通で16日夕、料亭「小松」が火災で全焼した。旧日本海軍の
歴代高官らに愛され、「海軍料亭」とも呼ばれていた木造2階建ての老舗。
定休日で客はいなかったが、火の回りが早く、経営者の家族という女性は
「店内にあった高官直筆の掛け軸などは持ち出せなかった」と言葉少なに語った。
1885年(明治18年)創業の小松は、連合艦隊司令長官・山本五十六らに
ひいきにされていた。山本らの書や遺品を多く所有し、1階の洋室で一部を展示。
横須賀市史は「日本海軍の歴史をたどるうえでも重要な遺構」と位置づけている。
地元の町内会長・織裳俊雄さん(75)は「歴史的な場所。掛け軸などがどうにか
残っていてほしい」と話した。近くに住む元従業員の女性(60)は「小松の社長
さんは『定休日でお客がいなくて良かった』と気丈に振る舞っていた」と語った。
海上自衛隊の第2術科学校(横須賀市)の校長も務めた海上自衛隊の元海将で
金沢工業大学虎ノ門大学院教授の伊藤俊幸さん(58)は20歳代だった初級
幹部時代、上司に連れられて初めて小松を訪れた。「一人前になったと認められ
たような気がした」と懐かしみ、火災のニュースにショックを受けていた。
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老舗料亭「小松」が全焼した火災現場(16日午後7時3分、本社ヘリから)=竹田津敦史撮影
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