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★どこが公正?日本叩きに手を貸す国連特別報告者
デービッド・ケイ氏が反日の急先鋒と公開討論
2016.5.11(水) 古森 義久
米国のカリフォルニア大学アーバイン校のデービッド・ケイ教授がこの4月、国連特別報告者として
「日本の表現の自由」を調べるために来日し、1週間の滞在で「日本の報道の自由は政府の抑圧によって
脅威にさらされている」という結論を出した。日本政府はこの結論は誤りだとして、反論の準備中だという。
そのケイ氏が、5月12日に母校で「日本の言論の自由への脅威」と題する公開討論を開く。
注目すべきなのが討論の相手である。その相手とは、日本の慰安婦問題を長年、糾弾し、
特に安倍晋三首相への一方的な非難を続けてきた米国コネチカット大学のアレクシス・ダデン教授なのだ。
さらに討論会の共催者には、同じように慰安婦問題で日本政府を攻撃してきたジョージタウン大学の
ジョーダン・サンド教授が名を連ねている。
ケイ氏は、日本側の反論がまだ出ないうちに、米国で一方的に日本の「言論弾圧」を断罪しようとしている。
この動きに対して米国の別の日本研究者からは、「米国学界の一部の日本叩きの勢力が国連まで利用しようと
している。非常に政治的な動きだ」という批判も出ている。
■「反日」の急先鋒、アレクシス・ダデン教授
ケイ氏は国連特別報告者として4月12日から19日まで日本に滞在し、日本での報道の自由の実情を
調査するとして日本側の官民両方の関係者多数と面談した。その結果を4月19日に東京で記者会見して、
「日本の報道の自由は政府の圧力や抑圧により危機に瀕している」と報告した。
この結論に対し日本政府の外務省などやニュースメディアの一部は「そんな事実はない」と即座に反論した。
日本政府は近くケイ氏への反論を文書にまとめて公表し、国連本部へも伝達するという。
ところが日本側のそうした公式な対応がまだ出ないうちに、ケイ氏の母校カリフォルニア大学アーバイン校では、
「アレクシス・ダデン教授とデービッド・ケイ教授の『日本の言論の自由への脅威』についての対話を
5月12日に開催する」という告知が流された。
この「対話」は、共催者が米国のアジア研究学会の機関誌「アジア研究ジャーナル」となっている。
アジア研究ジャーナルの編集長格であるジョージタウン大学のジョーダン・サンド教授は、
ダデン教授とともに慰安婦問題で日本への批判を続けてきた人物である。
ダデン氏は2000年に東京で「女性国際戦犯法廷」という模擬裁判を開いて慰安婦問題を追及し、
昭和天皇に有罪判決を出した。日本の北方領土や竹島、尖閣諸島の主権主張も「日本の膨張主義的な野心」
の表れだとして批判している。
日本の歴代政権に対しても糾弾を続け、特に安倍晋三氏に対しては「悪漢」「軍国主義志向」
「裸の王様」などというののしりの言葉を浴びせてきた。その一方で韓国とは親密な関係を保ち、
韓国政府の対米政策の相談に乗ってきた。
またダデン氏は2015年、欧米の日本研究学者らの多数の署名を集めて取りまとめ役となり、
日本の国民や政府、安倍首相あてに「日本の慰安婦問題への態度が不適切だ」と非難する書簡を送った。
その際に、サンド氏も書簡草案の起草や発信の役を担っている。
このように「反日」「日本叩き」という言葉が当てはまる政治活動家的な人物と、国連特別報告者としての
日本での調査活動を終えたばかりのケイ教授が、日本での「言論の自由への脅威」について公開討論をする
というのだ。そのうえ共催組織の代表のサンド氏も日本糾弾という政治色の濃い履歴を持つ人物である。
つまり、ケイ氏の日本での調査がダデン氏やサンド氏の日本叩きの材料として提供されるというわけだ。
その意味で、今回のケイ氏の今回の調査は、最初から安倍政権非難という結論ありきだったのではと
疑われても仕方がない。>>2へ続く
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