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★リオ五輪の聖火リレー、財政難で辞退の自治体も
2016年05月06日 12時49分
【リオデジャネイロ＝吉田健一】ブラジルで３日始まったリオデジャネイロ五輪の
聖火リレーで、財政難を理由に受け入れを辞退する自治体が出ている。
地元メディアによると、南東部ミナスジェライス州では約３５都市を回る予定だったが、
３都市が辞退を決めた。このうち、イパチンガ市は「１８万レアル（約５５６万円）の
リレー関連費用の支出は難しい。公共工事や職員への給与支払い、住民サービスを優先する」
と説明。長引く景気低迷が祭典ムードに水を差した格好だ。
ブラジルは、政府会計の不正操作疑惑でルセフ大統領の弾劾手続きが進むなど政治的にも混乱している。
地元メディアによると、首都ブラジリアで３日、大統領支持派の市民ら数百人が自分たちの
主張を訴えようと、横断幕などを掲げて聖火リレーのコースに入り込むトラブルがあった。
８月５日の開会式まで続くリレーのコース沿いで今後、大統領の支持派と反対派がそれぞれ、
同様の抗議行動を繰り返す可能性が指摘されている。
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