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★ＥＵ 難民を自動的に割りふる案 東欧の国など反発
5月5日 5時49分
ＥＵ＝ヨーロッパ連合は、難民の受け入れ制度を抜本的に見直し、国の経済力などに
応じて難民を自動的に割りふる新たな案を提示しましたが、東ヨーロッパの国などは
反発しており、激しい議論を呼びそうです。
ＥＵは、内戦が続くシリアなどから大勢の難民が流入したことを受けて、去年、
加盟各国が分担して１６万人を受け入れる対策を打ち出しましたが、実施が遅れ、
難民が最初に到着するギリシャやイタリアには多くの難民が滞留しています。
こうした国々の負担を減らそうと、ＥＵの執行機関に当たるヨーロッパ委員会は、
難民が最初に到着した国で保護申請を行うことを義務づけている今の制度を抜本的に
見直すとしています。
４日に示された新たな案では、各国の人口と経済規模を基に受け入れの目安となる
難民の数を計算し、その１．５倍を超える難民が押し寄せた国については、
超えた分をほかの加盟国に自動的に割りふる仕組みを提案しています。
さらに分担に応じない国は受け入れるべき難民１人につき２５万ユーロ
（日本円でおよそ３０００万円）を、難民が最初に到着した国に支払わなければ
ならないとしています。
ヨーロッパ委員会は、各国の合意を得て実施したい構えですが、受け入れ分担に
否定的なポーランドやハンガリーなどは早くも反発していて、激しい議論を呼びそうです。
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)