【政治】凄まじき要求を突き付けてきた中国 “一体、日本は何を期待して、中国を訪問しているのだろうか” 門田隆将 [05/02]at NEWSPLUS
【政治】凄まじき要求を突き付けてきた中国 “一体、日本は何を期待して、中国を訪問しているのだろうか” 門田隆将 [05/02] - 暇つぶし2ch1:ちゅら猫φ ★
16/05/02 16:05:27.41
門田隆将2016年05月02日 09:07
★日中外相会談「大失敗」の意味

最近、どうも不思議なことがある。安倍政権の外交姿勢である。2012年12月の政権発足以来、
“対中包囲網外交”を展開し、ある意味の「焦り」を中国側に生み出してきた安倍外交が、
ここのところ、どうもおかしいのだ。

中国の報道を細かくフォローしている『レコードチャイナ』が4月30日におこなわれた北京での
「日中外相会談」の新華社の報道を紹介している。それによれば、中国の王毅外相は岸田文雄外相に
こう述べたのだそうだ。

「この数年の間に、日中関係は絶えず波乱がありました。その原因については日本側が一番よく
おわかりでしょう。近年、日本はたびたび関係改善を希望しています。もしあなたが誠心誠意で
来たのであれば、私たちは歓迎します」
「中国には“その言葉を聞き、その行動を見る”という言葉があります。今日はあなたがどのように
日中関係を改善するか意見を伺いたい。それと同時に、日本側が本当に行動に移すかということも
見なければなりません」
「日中は隣国。私たちは当然日本と健全で安定した友好関係を発展させることを希望しています。
同時に、この関係は必ず、歴史を正視するという基礎、約束を守るという基礎、協力であり対抗では
ないという基礎の上に築かれなければなりません。あなたの今回の訪中が、日中関係の実質的な
改善に作用することを期待しています」

これらは一読すればわかるように、「外交の常識」では考えられないような非礼な言葉の連続である。
一国の外相を迎える時に、これほどの礼を失した態度と言辞で会談に臨んだ例は、なかなかあるものではない。

岸田外相に対して王毅外相が発言した中身は、要するに「日本が関係改善を希望しているから、
あなたに会ってやった。もし、誠心誠意、日本が態度を改めるなら歓迎してやる」「日本にどんな
関係改善の意見があるのかは聞く。しかし、問題はそれを日本が本当に行動に移すかどうかだ」
「日本は、歴史を正視し、約束を守れ。中国に対抗するのではなく、中国に協力的であれ」ということである。

私は、2014年11月にAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で訪中した安倍首相に対して、
習近平国家主席が、憮然とした態度で会見したことを思い出した。ほかの国の首脳との会見では、
バックに両国の国旗を配して、にこやかに接遇したが、安倍首相に対してだけは、あからさまに
「我々は、あなたを歓迎していない」という態度をとったのである。

今回も予想されたこととはいえ、王毅外相の態度に、多くの日本人が呆れ返ったに違いない。
1970年代から80年代に持て囃(はや)された「日中友好」という概念が、
もはや「とうに存在しなくなったこと」がわかる。

読売新聞によると、これに対して、岸田外相は日本の記者団から会談での発言内容を質問されても、
「日本の立場をしっかり伝えた」と語るだけだったという。一方、中国側は王毅外相の発言を詳しく
公表し、その中には、岸田外相が「歴史の反省」に言及したとも指摘したそうだ。
つまり、王毅―岸田会談は、中国側の「一方的な攻撃」で終わったのである。

産経新聞は、王毅外相の発言を中国側が以下の「4項目」の対日要求を岸田外相に出した、
という視点で報じている。

(1)誠実に歴史を反省し、「一つの中国」政策を守る。
(2)「中国脅威論」や「中国経済衰退論」をまき散らさない。
(3)経済面で中国を対等に扱い、互恵を基礎に各領域の協力を推進する。
(4)国際・地域協力で中国への対抗心を捨てる。

いやはや凄まじい要求である。まるで宗主国が属国を指導し、窘(たしな)めるかのような
文言というほかない。これらの報道を読んで、根本的な疑問を持たない人がいるだろうか。

「一体、日本は何を期待して、中国を訪問しているのだろうか」ということである。今回の訪中は、
中国とのパイプの太さを強調する自民党の二階俊博総務会長と外務省における“チャイナスクール”
の積極的な動きによって実現したものとされる。

>>2へ続く

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