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2016.4.28 21:34
★ペリー来航62年前に米と交流、航海日誌見つかる 和歌山・串本町
ペリーの黒船来航よりも62年前に、和歌山県串本町に停泊した記録が残る米国商船
「グレース号」の乗組員の航海日誌が米国で発見され、28日、同町が発表した。
同町によると、グレース号の寄港を乗組員が記した資料が確認されたのは初めてという。
同町によると、グレース号は寛政3(1791)年、紀伊大島に別の船とともに停泊
したことが古文書に残っている。同町は、これが日米の最初の接触だったとして、
昭和50年に「日米修交記念館」を開設。今年は225周年として、関係資料を探していた。
航海日誌はグレース号の乗組員、サミュエル・デラノ氏(1769~1853年)のもの。
米ボストン郊外に暮らすデラノ氏の子孫が現地の歴史協会に寄贈していたという。
縦約40センチ、横約30センチで全77ページ。1791年5月1日の記載では、
「(紀伊大島の)土地の大勢の人々が一団になって乗船した。彼らは薪と米を数袋も
持って来て、船長に贈った」などと住民たちとの交流もあるという。
米国で調査した同県太地町歴史資料室の桜井敬人室長は「伝聞などではなく、
鎖国政策下の日米の交流を記した貴重な発見」としている。
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