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★クルーズ船旅客を逮捕 石垣寄港、麻薬を所持
2016/04/28 09時03分配信
石垣海上保安部は27日、 台湾から石垣港に寄港したクルーズ船の旅客で22歳の男性
（国籍・中華民国） が麻薬を所持したとして今月９日に逮捕したと発表した。
沖縄県を始め、 宮古島市でもクルーズ船の寄港が増加。 今年度は台湾や中国からなど
１０９回の寄港を予定していることから今後は市や税関など各関係機関と連携し
麻薬など違法な薬物の持ち込みなどの水際対策を実施していく方針だ。
石垣海上保安部によると今月７日に台湾から石垣港に到着したクルーズ船の旅客である
台湾籍の男性が日本では麻薬及び向精神薬取締法の麻薬に指定されているケタミンを
所持していたのを沖縄地区石垣税関支署の職員が入国旅具検査で発見し摘発。
同部に通報し麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕し、 ９日に那覇地方検察庁石垣市部に送致した。
同本部によると逮捕された男性は 「自分で使用するために持っていた」 などと供述しているという。
宮古島に来島するクルーズ船にも対応をしている同地区税関支署は 「現在宮古島では職員２人で
対応しているが寄港時には石垣や那覇から人員を適宜派遣している。 不正薬物や銃器類の密輸防止
などの水際対策を引き続き続けていく」 と話した。
市観光商工局の垣花和彦局長は 「話を聞いて驚いた。 税関には日ごろから協力してもらっている。
今後も麻薬だけでなく違法なものを持ち込ませないよう水際対策などのチェックがスムーズに
行えるように市としても取り組みたい。 各関係機関と連携していく」 と話した。
また、 宮古島警察署では 「何か起きた場合には日本の法律に基づき適正に対処する」 と話し、
宮古島海上保安署も 「普段から連絡体制をとっており、 通報があった場合には適切に対応していく」
と述べた。
宮古島でのクルーズ船寄港は前年の13回から約８・４倍の大幅増となる１０９回 （約10万人）
の寄港が予定されている。
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