【安倍外交の試練】日ロ接近に水を差す米 伊勢志摩サミットは安倍首相の手腕の見せ所 [04/22]at NEWSPLUS
【安倍外交の試練】日ロ接近に水を差す米 伊勢志摩サミットは安倍首相の手腕の見せ所 [04/22] - 暇つぶし2ch1:ちゅら猫φ ★
16/04/22 12:45:43.15
★【安倍外交の試練】日ロ接近に水を差す米 伊勢志摩サミットは安倍首相の手腕の見せ所
2016.04.22

安倍外交の次なる試練は、5月上旬に予定される日ロ首脳会談と、5月26、27日の伊勢志摩サミット
(主要国首脳会議)である。特に、今年は10月19日に日ソ国交回復60周年を迎える。
だが、戦後70年たっても、日ロ間では平和条約が締結されていない。

これを見据えて、ロシアのラブロフ外相が来日し、北方四島の帰属問題を含む平和条約締結交渉について、
岸田文雄外相と15日に会談した。

その流れに水を差すのが米国である。なぜ、そうなるのか-。

筆者は先日、ワシントンを訪問し、国防総省の幹部らにインタビューした。
全員が口をそろえて言うのが「ロシアの脅威」だった。

昨年夏の米上院軍事委員会では、統合参謀本部議長、海兵隊司令官、海軍作戦部長がそろって、
「ロシアが唯一、米国に対抗できる核戦力を保有する」「近年、欧州方面でのロシアの行動は信用できない」と説明した。

米ロの軍事的緊張は、2014年のウクライナ南部クリミア侵攻以降、高まっている。

米軍は欧州への重層配備を計画している。特に、東欧とバルト3国に米軍を常駐させる方針である。
その一環として、米軍はウクライナ政権軍への訓練を行っている(3月30日、ウォールストリート・ジャーナル)。

当然、これに対するロシア軍の反発は強い。今月11、12日、バルト海の公海上に展開していた米海軍の
ミサイル駆逐艦「ドナルド・クック」に、ロシア軍のスホイ(SU)24戦闘爆撃機2機が異常接近するなど、
一触即発の危機が高まった。

このような状況下では、米国は、日本のロシア対話を歓迎しない。だが、日本にとってロシアとの関係は重要である。

まず、(1)ロシアを引き付けられれば、中国や北朝鮮へのバランサー役を期待できる(2)ロシアは
エネルギー資源などの宝庫である(3)地球温暖化で北極圏の氷が溶け始めており、将来、北極海航路が開ける。
北極海の出入口にあたる北方領土は地政学的要地となる-などだ。

これらを考えると、北方領土問題を早く解決しなければならない。

安倍晋三首相は大型連休中、英国とフランス、イタリア、ドイツ、ロシアなどを歴訪し、
伊勢志摩サミットの議長国としての根回しを行う。

クリミア侵攻を受けた、欧米諸国のロシア制裁は続いているが、サミットの主要議題であるテロ対策や
シリア問題などの解決には、ロシアの協力が不可欠である。そこで、安倍首相は波長の合うロシアの
プーチン大統領の意向をくみ、サミットに臨む。

伊勢志摩サミットは、安倍首相にとって外交手腕の見せ所となる。

■川上高司(かわかみ・たかし) 1955年、熊本県生まれ。拓殖大学海外事情研究所所長。
大阪大学博士(国際公共政策)。フレッチャースクール外交政策研究所研究員、世界平和研究所研究員、
防衛庁防衛研究所主任研究官、北陸大学法学部教授などを経て現職。著書に『「無極化」時代の日米同盟』
(ミネルヴァ書房)、『「新しい戦争」とは何か』(同)など。

URLリンク(www.zakzak.co.jp)


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