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★韓国人巡礼 大村に2千人
韓国ソウルのテレビ局CBSが、大村市をメインに本県のキリシタン関連史跡を巡る韓国人
巡礼者2千人規模のツアーを企画している。5月24日に釜山港からクルーズ船で長崎港に入り、
27日まで大村のほか佐世保、平戸の各市を回る計画。殉教地が複数ある大村市は、殉教への
関心が高いプロテスタントが多い韓国人の間で認知度が上がっており、市も受け入れ態勢の
整備に追われている。
県観光振興課は「2千人規模の巡礼ツアーが、クルーズ船で長崎港と佐世保港に立ち寄る
ケースは珍しいのではないか」としている。
県などによると、世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の認知度が
向上したことを背景に、韓国人巡礼者の本県訪問者数は年々増加している。2011年度の
3018人から15年度は1万4581人と、4年間で5倍近くに伸びた。大村市に構成資産
はないが、日本初のキリシタン大名がいた地でキリシタン関連史跡も多く、毎年数百人が
訪れているという。
CBSはツアーで、禁教下の江戸時代に大村藩で潜伏キリシタン603人が捕まった事件
「郡崩れ」があったことに着目し、キリスト教三大巡礼地の一つ、スペインのサンティアゴ
・デ・コンポステラにちなみ「大村は東方のサンティアゴ」と銘打った。既に約1700人の
参加申し込みがあるという。
一行は、25日に長崎市で日本26聖人殉教地などを訪ねた後、バス50台で移動し、
大村市の「鈴田牢跡」「放虎原殉教地」「首塚」「胴塚」で祈りをささげる。
大村市は、2千人が一度に昼食を取れるようシーハットおおむら・メインアリーナを確保。
各巡礼地に仮設トイレを計30個用意し、案内板も設ける方針だ。
ただ、市内の各史跡に十分な駐車スペースがないのが課題で、市は「待機所の確保など近隣施設との
協議が必要。今後は郡崩れのストーリー性を重視した着地型のツアーを誘致できる環境を整えたい」としている。
URLリンク(www.nagasaki-np.co.jp)