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記事入力 : 2016/04/18 08:04
★米財務長官、韓国に透明な為替政策を求める
ルー米財務長官は14日、ワシントンで韓国の柳一鎬（ユ・イルホ）経済副首相と
会談した席上、「韓国の為替政策を注視しており、政策の透明性を高める必要がある」
と指摘した。これに対し、柳副首相は「韓国では為替レートは外国為替市場で自律的に
決定されており、政府の市場介入は短期間での急激な為替変動など例外的な状況に
限られている」と説明した。ルー財務長官の発言は、米財務省による定例の為替報告書の
発表を控えたタイミングで行われた。
ルー財務長官はまた、これまで容認してきた日本の円安政策についても言及し、
米国の政策変化をうかがわせた。20カ国・地域（G20）財務相・中央銀行総裁会議に
出席するために訪米した麻生太郎財務・金融相が「為替相場に過度の変動性や無秩序な
動きが表れた場合には、国家が自国通貨に介入可能だ」と述べたのに対し、ルー財務長官は
「日本が通貨価値を下落させ、輸出を増やすならば、他国がその代価を払うことになる」と警告した。
今週にも発表される米財務省の為替報告書は、特に為替分野の「スーパー301条」と呼ばれる
いわゆる「BHC法」が発効後、初の報告書となるだけに、金融市場を緊張させている。
BHC法には、貿易黒字が大きい国を為替相場操作国に指定し、強力な報復措置を取ることが
盛り込まれている。
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