16/04/17 11:40:15.13
★工場の操業停止、長引く恐れ=地震頻発で復旧めど立たず-大手企業・熊本地震
熊本地震の影響により、電機、自動車など国内大手企業の工場の操業停止が長引く恐れが出てきた。
16日、同県内で震度6強などの強い揺れを伴う地震が頻発。引き続き操業を見合わせたり、
いったん生産を再開した工場を再び停止したりする動きが相次いだ。「再開のめどは立っていない」
(大手飲料)と話す企業が多く、週明け以降も幅広い業種で生産体制の混乱が続く見通しだ。
ソニーは熊本工場(熊本県菊陽町)の操業を14日の地震発生後から停止しており、16日には
新たに長崎工場(長崎県諫早市)の一部ラインを停止。いずれもスマートフォンなどに使う画像用半
導体を生産している。同社は「復旧のめどは未定」(広報)と話す。半導体大手のルネサスエレクトロ
ニクスも川尻工場(熊本市)の操業を停止している。断続的な余震で状況確認に時間がかかっているという。
ホンダは二輪車を生産する熊本製作所(熊本県大津町)の操業を週明けの18日も見合わせる。
日産自動車は部品の調達が滞ったとして福岡県苅田町の子会社工場での生産を中止。日本郵便によると、
九州自動車道の一部通行止めで、郵便物の配達に遅れが発生。このため同社は16日、熊本県宛ての宅配便
「ゆうパック」の引き受けを一時停止すると発表した。交通網の混乱で部品供給などにも支障が出始めている。
パナソニック、日本製紙は15日にそれぞれ熊本県内の工場の操業を再開したが、16日未明の震度6強の
地震で再び停止に追い込まれた。熊本市内にグループ会社の工場を持つコカ・コーラウエストも
「復旧時期は現時点では不透明」(広報)という。イオン系食品スーパーチェーンのマックスバリュ九州では、
少しずつ店舗の復旧が進んでいたが、再び休業店舗が拡大。同社は「16日朝の地震の方が影響が大きい」
(広報)と話す。(2016/04/16-21:19)
URLリンク(www.jiji.com)
★相次ぐ地震 多くの工場で週明けの操業めど立たたず
4月16日 17時55分
熊本県や福岡県などにある自動車や電機関連の工場では、地震が相次いでいることなどを受けて
週明けの操業についても見通しが立たない工場が多く、影響が広がっています。
このうち自動車メーカーの「ホンダ」は、熊本県大津町にあるオートバイの生産工場について、
一部の設備を補修し週明けからの操業再開を目指していましたが、16日も地震が相次いでいる
ことなどから週明けの18日も操業を停止することを決めました。
また、部品の調達が滞っていることなどから、トヨタ自動車の子会社「トヨタ自動車九州」の
福岡県苅田町にある乗用車の組み立て工場など福岡県内の3つの工場が操業を停止しているほか、
福岡県苅田町にある「日産自動車九州」の乗用車の組み立て工場も操業を見合わせていますが、
いずれも週明け18日以降については、操業できるかどうか決まっていないとしています。
また、16日は休日で操業していなかった大分県中津市にある「ダイハツ九州」の軽自動車
などの工場も、18日以降については操業するかどうか決まっていないということです。
一方、大手自動車部品メーカーの「アイシン精機」の熊本市南区にある子会社と関連会社の工場は、
自動車メーカー各社に車のドアやエンジンの部品を供給していますが、14日の地震で建物の
ガラスが割れたり壁が剥がれたりする被害があり、操業を停止しています。その後も相次ぐ地震で
工場の安全確認が進まないことなどから、再開のめどは立っていないということです。
また、大手電機メーカーでは、「ソニー」の熊本県菊陽町にあるスマートフォン向けの画像センサーを
作る工場、「三菱電機」の熊本県菊池市の液晶パネル部品の工場と、熊本県合志市の自動車向けなどの
半導体の工場、それに半導体大手「ルネサスエレクトロニクス」の熊本市南区にある自動車向けの
半導体の工場は、いずれも週明け18日以降に操業が再開できるかどうか確認作業を進めていると
いうことです。
食品メーカー関連では、「山崎製パン」が16日未明の地震を受けて、熊本県宇城市の工場の
操業を停止していますが、17日から生産を再開する方針だということです。
また、飲料大手「サントリー」は、熊本県嘉島町にある飲料水やビールなどを生産する工場の
操業を停止していて、再開のめどは立っていないということです。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)