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★中国政府、弁護士を一時拘束 SNSでパナマ文書に言及
広州=延与光貞2016年4月16日00時16分
中国政府が報道を規制している「パナマ文書」について、ネット上で発言を繰り返していた
中国広東省の人権派弁護士、葛永喜氏(42)が15日未明、公安当局に拘束された。
公然と他人を侮辱した疑いで取り調べを受けたが、同日夜に釈放された。
パナマ文書は、習近平(シーチンピン)国家主席ら中国共産党の現旧指導者8人の親族と
タックスヘイブン(租税回避地)の関係を暴露したが、国内のメディアはほとんど報じていない。
だが、民主活動家らはネット上で海外の報道を紹介したり、中国政府の対応や指導者の節税を
批判したりしている。今回の拘束は、政府への批判が広がらないよう警告する意味があったとみられる。
葛氏は中国版LINEにあたる微信などで「パナマ文書の後、どうやって反腐敗を進めるのか」
などと批判。14日には習氏らが裸でパナマ運河を渡っている風刺写真に「水(不正の闇)は深い」
とコメントを付けていた。釈放された葛氏によると、当局は14日の写真を問題視し、
今後、同様の投稿をしないよう求めたという。中国で、パナマ文書をめぐる言論を理由にした
拘束が明らかになったのは初めて。(広州=延与光貞)
URLリンク(www.asahi.com)
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