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★毎日新聞、第三者委員の見解公表 ムスリム女性は聴取されず失望感 「また同じこと繰り返すのでは」
楊井人文 | 日本報道検証機構代表・弁護士
2016年4月10日 19時21分配信
【GoHooトピックス4月10日】「憲法のある風景」と題する企画記事に取り上げられたムスリムの女性が
事実と異なる記述があるなどと抗議していた問題で、毎日新聞は4月2日付朝刊に第三者機関
「開かれた新聞委員会」で記事を審査した結果を掲載した。「記事化の過程、内容の両面において
取材対象者の信頼を傷つけたのは事実」などと、4人の有識者委員とも問題があったとの見解を示した。
大坪信剛社会部長も「表現の確認が不十分だったと考えられ、取材班に詰めの甘さがあった」との
談話を発表した。しかし、委員会側は取材対象の女性たちには一度もヒアリングを行っておらず、
具体的な原因究明や再発防止策も示されなかったため、女性たちは「再び同じことを繰り返すのでは」
と強い失望感を表明。第三者機関のあり方を含め、毎日新聞社に重い課題を突きつける結果となった
(既報あり=【GoHooトピックス】ムスリム女性「異なる人物像、独り歩き」 毎日新聞が陳謝、第三者機関で審議へ)。
取材を受けた女性ら「委員に伝える機会があると期待していた」「何ら連絡なく驚いた」
問題となった記事は、1月4日付朝刊社会面の「憲法のある風景」の3回目で、
「信じる私 拒まないで/イスラム教の服装、習慣 就活、職場で壁に」(東京版)という見出し。
取材を受けたムスリムの林純子弁護士ら2人とも、日本報道検証機構のヒアリングに対し、
自分たちの思いと乖離した表現や不正確な記述が多数あると指摘したため、毎日新聞社に質問した。
すると、2月21日に同社の社会副部長らが2人に面会し「結果として不快な点が残る記事となってしまった」と陳謝。
しかし、2人とも「重大さを認識しているように思えない」として開かれた新聞委員会での審議を求める意向を表明し、
同社は「審議する方向で検討する」と答えていた。
ところが、この面会以後、開かれた新聞委員会で審議入りしたのかどうかも含め、同社側から当事者への連絡は
何もなく、4月1日に突然、社長室広報担当者から「翌朝紙面で委員会の審議結果が載る予定です」との連絡が来たという。
4人の委員は同社編集局側の事情説明と、当機構の質問状やGoHooの記事に基づいて見解を出したとみられる。
この進め方について、林さんは「第三者委員会ということでしたので、少なくとも何らかの独自の調査をされてから
見解を出されるのかと思っていたので、私たちに何ら連絡もなく見解が発表されたということに驚いた。
記者の言い分を聞いたのであれば、それについて私たちがどう認識しているかを調査されるべきではなかったのか」
と指摘した。匿名で取材を受けた会社員の女性も、「私たちから委員会に直接意見をお伝えできる機会が
あることを期待していた」「開かれた新聞委員会で審議をかけることが確定したことも、その日程や結果に
ついても事前に全くご連絡を頂けなかったことは非常に不満」とコメントした。
委員会の見解は、4月2日付朝刊の特集面に「繊細なテーマ 取材対象者への配慮不足」と見出しをつけて掲載された。
林さんがフェイスブックで不正確な記述があると指摘し、当機構から質問状が届いたことなど経緯を簡単に紹介したうえで、
次のように4委員の見解と社会部長のコメントを掲載した。(以下リンク先で読んでください)
URLリンク(bylines.news.yahoo.co.jp)
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