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2016.4.10 12:16
★線路上にコンクリ入りランドセルや座椅子放置…あわや大事故? 大阪府内で悪質行為相次ぐ
10日午前4時15分ごろ、大阪府羽曳野市駒ケ谷の近鉄南大阪線駒ケ谷-上ノ太子間の踏切付近で、
広島市で先進7カ国(G7)外相会合が開かれるのに合わせて特別点検のため走行していた電車
(4両編成)が、線路上に置かれ、中にコンクリートブロックが入っていたランドセルに接触した。
運転士や乗っていた作業員ら計5人にけがはなかった。
現場から西に約12キロの堺市内で9日、線路上に置かれていた座椅子に普通電車が衝突する
事故が発生しており、大阪府警は、いずれも何者か置いたとして往来危険容疑も視野に調べている。
近鉄によると、走行中の運転士が線路上に異物を発見、急ブレーキをかけたが間に合わず衝突した。
降りて確認したところ、異物は赤いランドセルで、中にコンクリートブロックが入っていたという。
羽曳野署によると、ブロックは1つで、重さ約4・7キロ、厚さ約6センチ。ランドセルは傷もあり
新品ではなかったという。ブロックのほかには何も入っていなかった。同署は往来危険容疑も視野に調べる。
また、9日午前5時半ごろ、堺市堺区向陵西町のJR阪和線堺市-三国ケ丘駅間で、天王寺発和歌山駅
行きの普通電車が、線路上に置かれていた座椅子とぶつかった。乗客約100人にけがはなかった。
同署とJR西日本によると、座椅子は高さ約80センチで、重さ約700グラムだった。
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