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★民進・山尾志桜里氏、安倍首相に「逃げるな」…でも自身の疑惑にはダンマリ
産経新聞4月5日(火)16時15分
民進党の山尾志桜里政調会長が5日の衆院本会議で、環太平洋戦略的経済連携協定
(TPP)の承認案と関連法案に関する質疑に立った。同党が提出した安全保障
関連法の対案の審議に関し、安倍晋三首相に威勢良く「逃げるな」と攻め立てた山尾氏。
だが、自身に浮上している「政治とカネ」の問題については、発覚から1週間近く
たったこの日もダンマリを決め込んだ。
山尾氏は本会議で「私たちは政権を担うことのできる新たな政党となるため、
民進党として新たな一歩を踏み出した」と宣言。安保関連法の対案について首相に
「なぜ審議から逃げるのか」と迫った。自民党が平成24年の衆院選の公約に基づき
「TPPへの交渉参加に反対」とのポスターを掲示したことを「首相のウソ」とも断じ、
「国民に真摯に向き合って」と求めた。
これに対し、首相は「新しく政調会長となった山尾氏のご活躍を期待している」とエールを送った。
激しく首相に迫った山尾氏だが、24年の政治資金収支報告書で個人からの寄付の上限額を
超えた額を記載したことや、230万円分のガソリン代を計上したことが問題視されている。
説明を回避し続ける山尾氏の質問中には「逃げているのは自分じゃないか!」
「説明責任を果してから言ってくれ!」との激しいやじが飛んだ。
山尾氏は今週中に記者会見で詳細を説明する予定だが、本会議後は記者団に「近々説明するので、
少しお待ちください」と述べるにとどまり、真摯に向き合うことはなかった。
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