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和田政宗2016年04月02日 13:49
★中国への過剰な配慮で青年海外協力隊員が台湾渡航できず
先週の予算委質疑より④。
青年海外協力隊員の台湾渡航について。
2007年に台湾で行われた野球の18歳以下のアジア選手権大会において、スリランカに
野球隊員として派遣され、スリランカ代表のコーチをしていた青年海外協力隊員が、
チームを率いてスリランカから台湾に渡航しようとしたところ、JICAの指示で台湾に
渡航できませんでした。
背景には外務省による中国への過剰な配慮があります。
なぜ渡航できなかったのかを質問。
岸田外務大臣は「JICAが隊員に対して渡航を控えるように指示をしたと承知している。
現在は、外務省とJICAが連絡を密にし、渡航の目的などに鑑み適切に渡航の是非を判断
するとされており、二例渡航が認められた例が存在する」と答弁。
ここで時間が来てしまったので、外務省からJICAにどんな指示が出ていたのかなどを
詰められませんでしたが、事前の私による外務省やJICAへのヒアリングでは、
外務省がJICAに対し台湾の渡航に対しては中国に配慮しなければならないと取れる
指示を出していることが明らかになっています。
現状では改善されているということなので、こうしたことが再び起きないよう注視
していきますが、こうして質問することが外務省の中国への過剰な配慮を改善する
ことにつながっていくと考えます。
この質問の最中、安倍総理、麻生副総理は「えっ？」という表情をされ、外務大臣答弁の
後で私が「台湾は我が国の友好国であるのでしっかりとした対応を」と述べると、
総理、副総理ともうなずいていました。
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