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記事入力 : 2016/03/31 09:00
★慰安婦合意：日本人元教員が韓国の中学校で特別授業
日本人元教員「二度と蛮行を繰り返してはならない」
教壇に立った白髪の男性の表情は終始真面目だった。生徒たちをしばらくの間、
まじまじと見つめていた彼の一言に、教室内はざわついた。
「韓国映画『鬼郷』は私も見ました。二度と、絶対に、あのようなこと
が繰り返されてはならないと思います。本当に恥ずかしいことです」
2013年まで横浜市内の中学校で教鞭をとっていたサイトウ・ヒトシ氏は30日、
全羅北道の全州槿英中学校を訪れ、生徒たちの前でこう語った。
言葉は違ったが、生徒たちは彼の表情から真心を感じ取った。
慰安婦問題の解決を望む気持ちは、教壇に立つ日本人の元教師も、
机に向かう生徒たちも皆同じだった。
この日行われた授業は、槿英中3年2組の生徒たちと、
担任のチョ・ウンギョン教諭が企画したものだ。
数年前から同校で韓日共同での歴史の授業を行ってきたスズキ・ヒトシ氏も授業に参加した。
生徒たちは今月19日に観覧した映画『鬼郷』の感想を述べ、
正しい歴史を伝えることの重要さを再認識した。
最初に感想を述べたイ・ジョンウンさん（15）は、短簫（たんしょう：竹笛の一種）
を取り出し、映画のテーマ曲を演奏した。
生徒たちの発表を聞いたスズキ・ヒトシさんは「日本でも、慰安婦問題をテーマにした
『“記憶”と生きる』というドキュメンタリー映画が制作され、真実を伝えようとしている。
今後も韓国の生徒たちと共に、正しい歴史について語る場を設けていきたい」と話した。
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