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記事入力 : 2016/03/30 10:31
★AP通信「世界の犯罪組織が中国でマネーロンダリング」
国際金融詐欺犯の証言を報道
中国政府は強く否定
米AP通信は28日付の調査報道で「イスラエルやスペインの犯罪組織、
北アフリカの麻薬密売人、メキシコやコロンビアのギャングたちにとって、
中国の地下金融が犯罪収益をマネーロンダリング(資金洗浄)する新たな
ルートになっている」と報じた。
同通信は国際金融詐欺犯ギルバート・キクリ氏へのインタビューを基に、
中国で行われているマネーロンダリングの実態を伝えた。同氏は企業の
最高経営責任者(CEO)や情報機関要員を装い、大手企業から巨額を詐取
したことで悪名高い人物だ。彼はHSBCやアクセンチュアなど大手5社から
610万ユーロ(約8億円)を巻き上げたとしてフランスで昨年起訴され、
欠席裁判で懲役7年、罰金100万ユーロ(約1億円)を言い渡された。
だが彼は今、イスラエルで悠々自適の生活を送っている。
彼は「企業から得たカネの90%を中国と香港でマネーロンダリングした」
と主張する。よく使っていた手法は、輸出入取引に見せかけるというもの
だった。例えば、香港のダミー会社を通じて犯罪収益で中国の鉄鋼を買い、
これを売却して得た収益を輸出代金としてイスラエルに送金する。全ては
書類上のやりとりにすぎないが、中国の貿易会社が発行した領収証と
インボイス(送り状)があるため、何の問題もない。
AP通信によると、ほかの海外犯罪組織も同じような手法を使って中国で
巨額のマネーロンダリングを行っており、欧州にいる中国からの移民も
これに関与することがあるという。欧米の捜査機関は「中国がこれに目を
つぶっている」と憤っているとのことだ。
だが、中国政府はこれを強く否定している。外務省の洪磊報道官は28日
「中国は昔も今もマネーロンダリングの中心地だったことはなく、
これからも決してその舞台にはならないだろう」と述べた。
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