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★中国から送られてきた「毒コンテナ」で、作業員60人が中毒症状―ドイツ
配信日時:2016年3月17日(木) 11時50分
2016年3月16日、ドイツ紙ビルトによると、先日、ミュンヘン近くのポイングで
中国から来たコンテナの荷降ろしをしていた60人余りの作業員が、中毒症状を
訴える事故があった。17日付で環球時報が伝えた。
ドイツのファッションブランド「シュスターマン&ボーレンシュタイン」の
作業員が14日午前、中国から輸送されてきた靴をコンテナから降ろしていたところ、
相次いでめまいや吐き気の症状を訴えた。同社によると、このうち症状の重い
9人が病院に搬送され、50人余りが治療を受けている。
専門家が問題のコンテナを調べたところ、農薬の成分が検出された。同社の代表は
「アジアから来るコンテナには、貨物が虫に食われないように殺虫剤がまかれて
いることがある」と話していて、「毒コンテナ」は中国に送り返すという。
ただ、税関担当者は「今回のケースは非常に稀だ」としており、ベルリン自由大学の
教授も「中国製の靴の品質の問題ではない。管理を徹底する責任が中国とドイツ双方の
企業にある」としている。(翻訳・編集/北田)
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