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★そもそも野党は「日本死ね」問題を批判できるのか？ 日本のこころ・和田政調会長が激白
2016.03.15
「保育園落ちた日本死ね！」という匿名ブログをきっかけに、待機児童問題が、
永田町内外で注目されている。２児（５歳と４カ月）の父親でもある、
日本のこころを大切にする党の和田政宗政調会長（参院議員）は
「この問題を政治利用すべきではない。野党に政権批判の資格があるのか」といい、
約７兆円の積立金があるという労働保険特別会計の活用を訴えた。
待機児童問題は、安倍晋三首相の「匿名である以上…」といった冷淡に受け取れる
答弁もあり、５日には国会周辺で抗議集会が開かれ、民主党など野党も政権批判を
強めるなど、政局化の様相を見せている。
自身も子育て真っ最中で、子供の預け先で苦労した経験がある和田氏は
「確かに、保育園の数は足りず、保育士の待遇もよくない。一刻も早く改善すべきだが、
そもそも、民主党政権時代から問題は深刻だった。当時、画期的な取り組みが行われ、
具体的な成果が上がったのか。それを顧みずに政権批判するのは、天に唾するものだ」と語った。
民主党政権は２００９年９月から１２年１２月まで続いた。厚労省のデータでは、
０９年の待機児童数は２万５０００人台で、１２年は２万４０００人台。
昨年４月１日時点では２万３１６７人となっている。
ある野党の女性議員は、ツイッターに都内の認可保育園に入れなかったことを書き込み、
先に紹介した国会周辺での抗議集会にプラカードを掲げて参加していた。
夏の参院選を意識しているのだろうか。
和田氏は「お子さんが保育園に入れなかったことは気の毒ですが、国会議員はプラカードを
掲げるよりも、法律を整備するなど、やるべきことがあると思います。私は現実的に提案した」
といい、続けた。
「実は、アベノミクスで失業給付金が減少したため、労働保険特別会計には７兆円もの
積立金が存在している。私は９日の参院予算委員会で、『これを取り崩して、保育士の
待遇改善や増員に使うべきだ』と提案した。待機児童問題には、政府も与党も野党も関係ない。
日本の未来を担う子供たちのために、国を挙げて全力で取り組むべきだ」（ジャーナリスト・安積明子）
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