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★兵庫の強盗事件再審請求、大阪高裁が差し戻し
2016年03月15日 11時16分
兵庫県姫路市で2001年に起きた郵便局強盗事件で、実行犯として実刑判決が確定し、
服役したナイジェリア国籍の男性(39)が冤罪を訴えている再審請求で、大阪高裁
(笹野明義裁判長)は15日、即時抗告審の決定で、再審を認めなかった神戸地裁
姫路支部決定を取り消し、神戸地裁に審理を差し戻した。
同支部の決定などによると、男性は01年6月、同国籍の別の男(実刑確定)と
郵便局に押し入り、2275万円を奪ったとして強盗罪で起訴され、06年に
最高裁で懲役6年の実刑判決が確定した。
男性は当初から、事件には関与していないとして無罪を主張しており、服役後の12年、
神戸地裁姫路支部に再審請求。弁護団は、犯人の2人がかぶっていたとされる二つの
目出し帽について、男性のDNA型は見つからず、別人の型が検出されたとする
鑑定書などを新証拠として提出した。
地裁姫路支部は14年3月の決定で、男性が管理する倉庫から被害金などが見つかっているとし、
「実行犯ではないことが示せたとしても、共犯の疑いは晴れない」と言及。再審開始を認めなかった。
即時抗告した弁護団は、共犯関係を否定したうえで、実行犯以外に共犯がいたかどうかは
確定判決までの審理や再審請求審で争点になっていないと主張。「起訴内容を変更しないまま、
反論の機会も与えずに共犯と認めた決定は不当で、誤りだ」と主張していた。
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