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★<不正アクセス>中国人2人、企業の銀行口座から引き出し
毎日新聞 2月26日(金)11時20分配信
◇警視庁が不正アクセス禁止法違反容疑などで逮捕
インターネットバンキングに不正アクセスし、企業の銀行口座から1億円近くを別の口座に
送金した上で一部を引き出したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は26日、いずれも
中国籍で東京都在住の無職、邸慶梅(28)と劉海成(37)の両容疑者を窃盗や不正
アクセス禁止法違反容疑などで逮捕したと発表した。送金先に使われた口座の大半が
中国人名義であることなどから、同課は背後に中国系の犯罪組織がいる可能性がある
とみて捜査している。
同課によると、兵庫県の建築資材販売会社が昨年9月、ネットバンキングに不正アクセスされ、
同社の口座から44の銀行口座に現金計9900万円が送金される事件があった。
同社のパソコンは不正送金ウイルスに感染していた。
不正アクセスから約2時間後には44口座のうち40口座に計9100万円の不正送金が完了し、
その後17分以内に39口座の計8600万円が東京や大阪、愛知など6都府県の
現金自動受払機(ATM)から引き出された。
防犯カメラの映像などから両容疑者が浮上した。容疑は昨年9月16日、他人名義の
キャッシュカード2枚を使って都内のATMから、不正送金された現金約397万8000円を
引き出したなどとしている。両容疑者は送金完了から3分後には引き出しを始めていたとされる。
いずれも容疑を否認しているという。
両容疑者は今年1月以降、都内の男性や大阪府の企業の口座から別の口座に不正送金された
現金計約1000万円を引き出したとする窃盗容疑などでも逮捕されている。その際、
邸容疑者は「