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★信大の卒業・入学式、今春から国旗掲揚 国歌は歌わず
信州大（本部・松本市）の濱田州博（はまだくにひろ）学長は２３日、
信濃毎日新聞の取材に答え、今春の信大の卒業式、入学式から会場に国旗を
掲揚すると明らかにした。昨年６月、当時の下村博文文部科学相は全国の
国立大学長の会議で、国旗掲揚と国歌斉唱を実施するよう口頭で要請。
濱田学長は要請が「きっかけになった」としつつ、「大学の自主性を
重んじて学長判断で決めた」と説明した。国歌はこれまで同様に
歌わないとしている。
信大の卒業式と入学式では、ステージに学章とシンボルマークの旗を
掲げていた。今後はシンボルマークを国旗に替える。歌はこれまで通り、
卒業式で「蛍の光」、入学式で信大の前身・旧制松本高校の思誠寮歌
「春寂寥（せきりょう）」と学生歌「叡知（えいち）みなぎる」を
斉唱するという。
国旗掲揚の方針は、１月までに理事や副学長、各学部長らでつくる信大の
教育研究評議会で２回にわたって報告、説明し、「異論はなかった」という。
濱田学長は取材に「国旗を掲げることで、学生に日本の歴史に思いをはせてほしい」
と説明。文科相の要請については「大学が強制を受けているといった感覚は無い」と話した。
（2月24日）
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