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2016.2.24 08:25
★女子挺身隊遺族が「不二越」株主総会に出席
太平洋戦争中に朝鮮女子勤労挺身隊として朝鮮半島から強制連行、機械メーカー
「不二越」（富山市）で労働を強いられ、韓国で損害賠償を求める訴訟を起こした
原告団の金明培さん（８５）が２４日、不二越の株主総会に出席した。
支援者によると、金さんの妻、故林永淑さんが挺身隊として不二越で働いていた。
訴訟は一審で原告側が勝訴し、控訴審で審理中。不二越の訴訟への対応について
説明を求めるため訪日した。金さんは不二越株を保有している。
総会に先立ち、金さんは会場となった富山市内のホテル前の街頭で
「不二越に誠意ある対応を求めたい」と演説し、支援者らは通行人にビラを配った。
金さんは２０１３年２月、元挺身隊の女性やその遺族らと、計約１６億８千万ウォン
（約１億５３００万円）の支払いを求め提訴。ソウル中央地裁は１４年１０月に
被害者１人当たり８千万～１億ウォンの損害賠償の支払いを命じる判決を言い渡した。
不二越は判決を不服とし、控訴している。
林さんは戦中、金属部品のやすりがけなどに従事。平成１５年、不二越と日本政府に
損害賠償を求め富山地裁に提訴したが、訴訟の途中に７２歳で亡くなった。
富山地裁は強制連行と強制労働の事実を認めたが、個人請求権は消滅したとして
訴えを退け、２３年に判決が確定した。
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