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★隠岐住民「先祖の思い知って」…国会議員に訴え
2016年02月22日
◇きょう竹島の日
県が条例で定めた「竹島の日」（２２日）前日の２１日、超党派で作る
「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の新藤義孝会長らが松江市の
県竹島資料室で、竹島漁労の拠点だった隠岐の島町久見地区の住民らと意見交換した。
韓国に不法占拠されている竹島の領土権確立への機運を盛り上げようと、
竹島が属する同町が主催。自民党の新藤会長や山田賢司衆院議員、
赤池誠章参院議員と、同地区の住民８人が出席した。
冒頭、新藤会長が「竹島での生活ぶりや、竹島に行けなくなった人たちの思いを知
ることは重要。率直に忌憚きたんのない意見を教えてほしい」とあいさつ。
久見漁師会の前田芳樹副会長は「私たちは領土議連の方々を頼るしか手立てがない。
先祖の思いを遂げようとしていることを忘れないでほしい」と訴えた。
座談会で住民側は、祖父らが竹島に命懸けで渡り、短期間に大きなアワビなど大量の
漁獲があったことを説明した。「先代は竹島周辺の漁で利益を上げており、
竹島に近づけないのは悔しい。安全だったらすぐにでも行きたい」と早期解決を求めた。
意見交換後、新藤会長は報道陣に対し、「竹島の漁がどう行われていたかは地域の
（歴史）資産。それをたくさんの人に知らせる運動を展開すれば、（領土問題への理解など
）様々な効果が生まれることにつながる」と話した。（宮地恭平）
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