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★日本語授業、存続を＝財政難で廃止案浮上－米
【ワシントン時事】米南部バージニア州の一部の公立学校で、
２５年以上続いてきた日本語などで授業を行う「イマージョン教育」の
廃止案が浮上している。移民流入による児童・生徒数の増加などで
自治体の財政赤字が膨らんでいることが背景にあるが、児童や保護者らは
「語学や異文化を学ぶ貴重な機会が失われる」と危機感を募らせている。
同州フェアファクス郡は１９８９年にイマージョン教育を導入。
現在、１７の小学校の約４０００人の児童がスペイン語やフランス語などで
算数、理科、保健体育を学ぶ。日本語を採用しているグレートフォールズ小には
昨年４月、安倍晋三首相の昭恵夫人がミシェル・オバマ大統領夫人と見学に訪れた。
しかし、同郡では交通網の発達や移民の流入などで児童・生徒数が２００８年以降
１割増加。金融危機を背景に低所得層も拡大し、給食サービスや英語教育の費用が
拡大している。郡はこれに伴い予算削減を進めてきたが追い付かず、昨年１１月、
教育委員会の特別部会がイマージョン教育全廃を含む大幅な財政削減案を公表した。
（2016/02/20-15:18）
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