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★<鞆の浦架橋事業>裁判終結、広島県が免許申請取り下げ表明
毎日新聞 2月15日(月)11時7分配信
広島県福山市の景勝地・鞆(とも)の浦の埋め立て架橋事業を巡り、
事業に反対する住民が埋め立て免許差し止めを求めた住民訴訟は15日、
広島高裁で控訴審が開かれ、被告で事業主体の県が免許申請の取り下げを
正式表明した。これに対し、原告側も訴えを取り下げ、裁判は終結。
全国的な景観論争を巻き起こした架橋事業は策定から30年以上を経て、
未着手のまま終止符をうつ。
この日開かれた広島高裁での控訴審口頭弁論で、被告の県側が免許申請の
取り下げを示したのに対し、原告側も訴えを取り下げることで合意した。
県は今後、速やかに免許申請取り下げの手続きに入るという。
鞆の浦の埋め立て架橋事業計画は県が1983年に策定。景観保全を理由に
事業に反対する住民らが2007年4月、埋め立て免許の差し止めを求めて
広島地裁に提訴した。同地裁は09年、知事に免許を交付しないよう命じ、
住民側が勝訴。判決は「景観利益」を認め、未着手の公共工事をストップ
する初の司法判断として全国の注目を集めた。
その後、県は控訴したが、12年6月に湯崎英彦知事が計画を白紙撤回し、
免許申請を取り下げる意向を表明。原告側は申請が取り下げられれば訴えを
取り下げる意向を示していたが、県は架橋推進派の住民理解が得られていない
などとして訴訟が続いていた。【菅沼舞、石川将来】
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