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★灯油混ぜた不正ガソリンを販売 名古屋国税が追徴課税
2016年2月14日18時28分
ガソリンの価格競争が激しい三重県四日市市で、地元の石油販売会社
「アリマ石油」が１０カ月間、ガソリンに灯油を混ぜた「不正ガソリン」
約１８０キロリットルを販売していたことがわかった。名古屋国税局は
国税犯則取締法（通告処分）に基づき、同社と元社長に罰金相当額の
計約４００万円を科し、税務申告をしなかった同社に対し、無申告
加算税を含む約１１００万円を追徴課税した模様だ。
アリマ石油の取引業者は新車がエンストしたりエンジンがかからなく
なったりする車両故障が続出し、「壊れた車を弁償してほしい」と訴える
業者もいた。修理した業者は「灯油は発火がしにくく、混ぜればエンジン
トラブルを起こす」としている。元社長は業者を回り、「魔が差した」
などと謝ったという。
関係者によると、アリマ石油は２０１４年２月～１１月、給油所の
地下タンクのガソリンに灯油を混ぜて増量し、約１８０キロリットルの
不正ガソリンを製造、販売したという。量はドラム缶（２００リットル）
９００本に相当する。
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