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★外国人多様化54カ国 “ブラジルタウン”大泉に変化
更新日時:2016年2月10日(水) AM 06:00
“ブラジルタウン”として知られる群馬県大泉町で、外国人住民の多様化が進んでいる。
2015年末時点の外国人住民国籍数は54カ国に上り、外国人流入のきっかけとなった
1990年の改正入管難民法施行以降、最多となった。相対的にブラジル人の割合は下がり、
昨年末時点で6割を下回って同法施行以降最低。教育現場ではポルトガル語やスペイン語が
通じない外国籍児童生徒も目立つようになり、言語支援などの課題も浮かんでいる。
町国際協働課によると、89年に16カ国だった町の外国人住民国籍数は右肩上がりに増加。
00年に31カ国となり、11年に50カ国に達した。15年末の54カ国(6717人、全住民比16.29%)
の内訳をみると、最も多いのはブラジル(4026人)で、ペルー(933人)、ネパール(426人)、
中国(241人)、フィリピン(197人)―と続いている。
町のイメージをけん引してきた最大勢力のブラジル人は、97年に外国人全体の8割近くを
占めたが、徐々に割合が低下。近年は09年以降下落続きで、15年末は59.9%。
ただ、ブラジル人実数は13年以降、やや増加傾向にある。
多様化の影響は、教育現場に及んでいる。町教委によると、公立学校で外国にルーツを持つ
子どもの国別内訳(昨年12月1日時点)は、トルコやタイ、フィリピンなどを含め20カ国。
南米系に重心を置いてきた言語支援とミスマッチが生じるケースも出ている。学校教育課は
「日本語学級に配置する指導助手は南米出身者。現状では全ての言語に対応することは
難しい」としている。
村山俊明町長も12月に浜松市で開かれた外国人集住都市会議で「南米系が減り、アジア系が
増えている」として、支援の充実を訴えた。背景には社会の国際化が進み、企業がさまざまな
外国人を受け入れるようになったことがあるとみられる。
県人権男女・多文化共生課によると、県内には14年末時点で107カ国の外国人が住む。
15年末時点の外国人住民国籍数は高崎市63カ国、太田市61カ国、伊勢崎市60カ国―などとなっている。
URLリンク(www.jomo-news.co.jp)
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