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★ロシア産シジミを県産と偽装県、卸売業者を是正
2016年2月10日(水)
県は九日、四日市市楠町南五味塚の貝卸売業「一久水産」(竹野久裕代表)が、
外国産のシジミやアサリを国産と偽って販売していたと発表した。少なくとも
昨年十二月下旬までの約十一カ月間で、ロシア産のシジミ約二十四トンを
三重県産と伝票に表示していた。県は同日、食品表示法に基づき同社に是正を指示した。
県食品安全課によると、同社は少なくとも昨年一月二十七日から十二月二十二日にかけて、
ロシア産のシジミ約二十四トンを三重県産と偽って販売。韓国産のアサリ二百キロも
熊本県産と偽った。いずれも県外の水産業者から仕入れ、県内の水産業者に販売していた。
同社は水産物を保管する倉庫などを所有しておらず、シジミとアサリは仕入れ先と販売先の
間で直接受け渡しされていた。同社は産地を偽った伝票を販売先に渡していたという。
県は同社の仕入れ先や販売先の名称、販売ルートなどを明らかにしていない。
県は昨年九月に外部からの通報で産地偽装を把握。今年一月六日から二月四日まで、
同社の事務所を立入検査していた。伝票は過去一年分しか残っていなかったが、
竹野代表への聞き取りなどから三、四年ほど前から同様の産地偽装をしていたとみている。
竹野代表は産地偽装を認めている。県の聞き取りに「外国産と表示すると販売が難しいので、
需要の高い国産と表示してしまった。販売先からは『本当に国産なのか』と聞かれたが
『大丈夫だ』とうそをついて販売していた」と話しているという。
同社は昨年十二月以降、シジミやアサリの販売を取りやめているという。県は同社に対し、
販売先への産地偽装の報告や再発防止策の提出を求めている。同課は「是正の指示を受けた
同社の対応を見守りたい」とし、現段階では告発をしない方針。
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