【正論】「脅威」の北朝鮮 「裏金」の韓国 茶番劇にだまされるな 筑波大学大学院教授・古田博司 [02/10]at NEWSPLUS
【正論】「脅威」の北朝鮮 「裏金」の韓国 茶番劇にだまされるな 筑波大学大学院教授・古田博司 [02/10] - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
16/02/10 11:40:48.64
★【正論】「脅威」の北朝鮮 「裏金」の韓国 茶番劇にだまされるな 筑波大学大学院教授・古田博司
2016.2.10 08:21

ここ最近の韓国と北朝鮮のドタバタ劇を見ていて、日本の国民はうんざりしているのではないだろうか。
その庶民の常識は正しい。庶民から遊離した一部のマスコミですら、「北朝鮮のネライは」とは、
あまり言わなくなった。以上は朝鮮半島問題が、もはや分析段階ではなく、周りの諸国がどうすべき
かという、政略段階に入ったことを意味している。

■北朝鮮経済を支え続けた韓国

1月6日の北朝鮮の核実験は水爆ではなく、強化型の原爆だった可能性が高い。今回のミサイル発射実験は、
2012年12月の弾道とほぼ同じで、飛距離が少し伸びただけだ。ということは、北朝鮮はアメリカに
脅威のメッセージを送っているわけではないのである。脅威になるほどの進捗を見せれば、1月10日の
米軍機の示威飛行は、韓国領内にとどまることはなかったであろう。

これまでの経過を見れば明らかなように、韓国は北朝鮮の経済を支えてきた。

金大中政権時では、引退後の処遇を恐怖する金大中氏が、当時5億ドルの秘密支援を北に行い、
南北首脳会談を実現してノーベル賞の権威付けによってこの恐怖を逃れた。秘密支援は3年後に暴露された。
この時北は10億ドルを要求したという。

続く盧武鉉政権時では、北に国家支援を行うとともに、秘密支援も行ったものとみられ、06年10月に
北が初の核実験を実施した翌年に、盧氏は南北会談を実現する。この時、南北間に直通電話があったことを、
昨年10月に元国家情報院長・金万福氏が暴露している。

08年からの李明博政権時には、北とのパイプは一時途絶したため、当時連続して事件が起こった。
09年5月に2回目の核実験が行われ、翌10年3月には哨戒艇「天安」沈没事件、同11月には延坪島
砲撃事件が起こる。翌11年6月には、事件の際に、北朝鮮が謝罪したような折衷案を作ってくれと、
韓国が非公開会議において金銭で懇請したことが、北朝鮮の国防委員会により暴露された。
裏金の支払い方で問題が生じたものと思われる。

■繰り返される「脅威」の演出

これまでの弾道ミサイル実験は核実験の数カ月前に予告のように行われた。06年7月と09年4月であった。
3回目は、失敗した4月を除けば、12年12月に行われ、3回目の核実験は2カ月後の13年2月12日に行われた。
反北の朴槿恵政権が発足する約2週間前である。

ここまでたどれば、北朝鮮のネライは明らかだろう。金大中・盧武鉉政権時代の国家支援と秘密支援の
蜜食いが体質化し、その後もオドシとタカリを繰り返すようになったのである。

昨年の8月4日、朴槿恵政権下で起きた軍事境界線の地雷爆発事件では北朝鮮が「準戦時状態」を宣言し、
南北高官による会談が開かれたが、会場は韓国領内、韓国側の代表者2人は北朝鮮シンパで、加えて協議の
映像が青瓦台に中継された。国家安保戦略研究院の劉性玉院長は朝鮮日報8月24日付で、事件のたびに
ケーブルテレビによる「トップ交渉」が行われていたことを暴露した。

このような南北間の事件と裏取引のたびに、周りの諸国は「脅威」の演出に振り回され、中国は北朝鮮の
核抑止に努力しなければ高高度防衛ミサイル(THAAD)を設置するぞと、朴槿恵大統領に言われ、
日本は安保理決議の音頭を取らされ、“裏金の値踏み”に一役買わされているのである。真に迷惑千万な話だ。

■韓国の巻き込みを警戒せよ

では、この状況を打開するにはどうすればよいか。彼らに知恵がない限り、周りの諸国は政略的にならざるを得ない。
ここまで両者が歩み寄る交渉の積み重ねがあるのだから、南北統一ができないはずはないのである。

1980年10月に故金日成主席による「高麗民主連邦共和国」構想の提唱があった。周りの諸国は、
この構想を生かすべく促すのが最善の策だと思われる。ただし、統一と引き換えに、核放棄をさせることが
前提でなければならない。さもなければ、日本の対岸の東アジア地域は、すべて核保有国となり、
深刻な脅威が日本国家に及ぶことであろう。 >>2へ続く

URLリンク(www.sankei.com)


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