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2016.2.10 08:00
★自民、衆院補選・参院選で日こころに推薦依頼 改憲視野に少数野党・無所属議員に着々と触手
自民党の伊達忠一参院幹事長は９日、日本のこころを大切にする党の中山恭子代表と
国会内で面会し、衆院北海道５区補選（４月２４日投開票）と夏の参院選宮城選挙区（改選数１）
の自民党公認候補への推薦を依頼した。中山氏側は１０日に推薦を決定する。
両党は参院選の他の選挙区でも連携する方針。自民党は少数野党や無所属議員の取り込みを強め、
憲法改正に向け着々と党勢を拡大している。
伊達氏は面会で「支援をお願いしたい」と要請し、中山氏も快諾した。補選では北海道を地盤とする
政治団体・新党大地（鈴木宗男代表）が先に自民党公認の新人、和田義明氏の推薦を決めている。
自民党は大地と参院選での協力に加え、鈴木氏の長女で民主党衆院議員の貴子氏の“一本釣り”も検討している。
参院選神奈川選挙区（改選数４）では、旧みんなの党出身の無所属、中西健治氏の推薦を決定。
旧みんな出身の井上義行、田中茂両氏も最近、自民党の参院会派に加わった。首相は参院選で
憲法改正の発議に必要な３分の２の勢力確保を目指しており、自民党は今後も保守系の野党や
無所属議員への勧誘を加速させるとみられる。
一方、維新の党は９日、補選で自民党公認候補と争う無所属の新人、池田真紀氏への推薦を決定。
民主、社民両党はすでに推薦を決めている。共産党は共倒れを避けるため、先に擁立した公認候補を
取り下げ、池田氏を「野党統一候補」として一本化することも検討しているが、民主党との調整は進んでいない。
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