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★西之島 今月も噴火や溶岩流出は確認されず
2月5日 17時50分
小笠原諸島の西之島について、海上保安庁が3日上空から観測したところ、
先月に引き続き、噴火や溶岩の流出は確認されませんでした。海上保安庁はごく弱い
噴気が確認されるなど火山活動は継続しているとして、近くを通る船舶などに注意を呼びかけています。
小笠原諸島の父島の西およそ130キロにある西之島では、3年前の11月以降、
およそ2年間にわたって活発な噴火活動が続いていましたが、去年12月と先月の
観測では噴火は確認されず、溶岩の流出も止まっていました。
海上保安庁が3日、航空機で上空から観測した結果、およそ1時間の調査の間、
島の中央部の火口で噴火は確認されず、新たな溶岩の流出もありませんでした。
火口の底の温度は20度前後と低い状態でしたが、火口の縁には50度以上と
温度の高い場所があり、一部でごく弱い白い噴気が上がっていたということです。
島の北側の海域では、岸から200メートルから400メートルにわたって海水が
変色し、海底で熱水の活動が続いていることが確認されました。また、島の大きさは、
東西と南北にそれぞれおよそ1900メートルと、前回の調査からほとんど変化はありませんでした。
調査に同行した東京工業大学の野上健治教授は「前回の観測と比べて大きな変化は認められず、
マグマの供給は止まっているとみられる」と指摘しています。海上保安庁は、噴火は確認
できなかったものの火山活動は継続しているとして、引き続き近くを通る船舶などに注意を呼びかけています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)